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原が天皇杯3戦連続弾!!浦和が愛媛に3発勝利で2年連続ベスト8

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[12.17 天皇杯4回戦 愛媛1-3浦和 熊谷陸]

 浦和レッズ愛媛FCに3-1で勝利し、2年連続の天皇杯準々決勝進出を決めた。今月24日に行われる準々決勝では、F東京と対戦する。

 過去、天皇杯での対戦では、07年大会では愛媛が2-0の勝利、08年大会では延長戦の末に浦和が1-0で勝利しており、今回が3度目の対戦となった。浦和は11日の練習中に悪ふざけが発端となり、FW原口元気がチームメイトにケガを負わせ、1週間の謹慎処分。これにより、今試合は欠場した。また来季以降、浦和の監督を務めることで基本合意に達している前・広島監督のペトロヴィッチ氏が視察に訪れていた。

 試合は前半9分に早くも動いた。PA外左の距離がある位置からのFK。MFマルシオ・リシャルデスが蹴り込んだ無回転のシュートは愛媛DF関根永悟をかすめ、ゴールネットへ吸い込まれた。浦和が先制に成功した。

 そして前半38分には、ワントップを務めたFW原一樹が追加点。マルシオの左CKをファーサイドのDF山田暢久が頭で落とす。原が一度は弾かれるも粘り強く右足で押し込み、2点差にリードを広げた。原にとっては、天皇杯2回戦・宮崎産業経営大戦(4-1)、2得点を決めた3回戦・東京V戦(2-1)に続いての天皇杯3戦連続ゴール。チームに勢いをもたらした。前半を2-0で折り返す。

 一方の愛媛は、まずは1点を返したいところだがゴールが遠い。後半31分にFW齋藤学がドリブルで切れ込み、右足シュートを放ったが、それが後半のファーストシュート。シュートまで持ち込めずに時間は過ぎた。

 すると後半32分に浦和がダメ押しの3点目。MF鈴木啓太からの縦パスをPA内右の原がヒールで流すと、これを受けたDF宇賀神友弥が後ろから走りこんできたMF柏木陽介へワンタッチでパス。柏木が左足でシュートを沈めた。終了間際のロスタイム4分には、愛媛が意地のゴール。左クロスに合わせて、FW福田健二がヘディングシュートを決める。それでも追いつくことはできずに試合は終了。浦和が3-1で勝利した。

 試合後、天皇杯3戦連発弾を決めた原は「こういったチャンスをものにできるように。今日はシュートを決めることができて良かった」と笑顔。それでも、すぐに表情を引き締めて、「目標は優勝ですが、まずは目前の一戦一戦を戦っていきたい」と話していた。


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