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大卒ルーキー高山が“古巣”川崎Fから決勝点!!湘南が準々決勝進出

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[12.17 天皇杯4回戦 川崎F0-1湘南 等々力]

 湘南ベルマーレが大卒ルーキーFW高山薫が決めたゴールを守り切り、川崎フロンターレに1-0で勝利した。F東京、京都に続いて、J2勢では3チーム目となる8強入り。24日に等々力競技場で行われる準々決勝では、京都と対戦する。

 高山が値千金のゴールを決めた。後半18分、右CKからのゴール前混戦。一度はクリアされるが、こぼれを拾ったMF坂本紘司が日本代表MF中村憲剛を振り切り、右クロス。ファーサイドで合わせた高山が見事なヘディングシュートを決めた。川崎Fの下部組織である川崎F U-18出身で、専修大から湘南へ入団したストライカーが“古巣”相手に仕事を果たした。

 試合後、高山は「ユースからトップに上がれなくて、今日は等々力でベルマーレとして戦って勝って、ベルマーレのスタッフや強化の人、両親などには本当に感謝してます」と笑顔。「今は湘南の一員なので」と胸を張った。

 先制後は押し込まれてピンチの場面もあったものの、湘南の守護神GK野澤洋輔が果敢なセーブをみせ、ゴールラインを割らせなかった。そのまま逃げ切った湘南が1-0の勝利。J1勢から金星を勝ち取った。

 今季限りでの退任が決まっている湘南の反町康治監督は「チームとして1週間やってきたことが成果として出てよかった」と満足げな表情。次戦の相手は、今季のリーグ戦で2連敗(0-1・0-1)している京都が相手となる。しかし、長年チームを率いてきた反町監督の有終の美を飾るためにも、京都に勝利し、4強入りを果たしたいところだ。


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