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F東京が2年連続4度目の4強入り!!石川弾で浦和を下す

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[12.24 天皇杯準々決勝 F東京1-0浦和 熊谷]

 第91回天皇杯全日本サッカー選手権は24日、各地で準々決勝の4試合を行った。今季のJ2で優勝し、来季のJ1昇格を果たしたFC東京はMF石川直宏が決めたゴールを守りきり、浦和レッズに1-0で勝利した。2年連続4度目の4強入りを果たすと、初の元日決戦へまた一歩近づいた。

 決勝点を決めた石川は、試合後のインタビューで「前半からいい守備からの切り替えでできていた。自分としては(得点の前に)ひとつチャンスを外していたので、あそこで決めることができて良かった」と笑顔で話した。

 前半20分、左サイドからPA手前へドリブルで持ち込んできたFWルーカスが中央の石川へパス。リターンを受けたルーカスがPA内のMF谷澤達也へつなぐと、これを谷澤が後方へ流す。PA手前正面に走りこんできた石川が、迷いなく右足を一閃。鮮やかなシュートがゴールネットを揺らし、F東京が1-0とリードを奪った。

 その後はバイタルエリアからの波状攻撃でピンチの場面も招くも、GK権田修一を中心とした最終ラインが奮闘。1-0で逃げ切り、ベスト4進出を手に入れた。石川は「ずっと勝ててなかった浦和にやっと勝ててよかった」と安堵の表情。来季はJ1で対戦する相手について、「まだまだ浦和は強くなる。自分たちも一回り大きくなって、J1でまた戦いたい」と意気込んだ。

 2年連続の準決勝進出となったF東京だが、過去に元日の国立決勝に進んだことはない。昨年は準決勝で延長戦の末に、鹿島に1-2で敗れた。だからこそ石川は「去年はベスト4で悔しい思いをしている。僕自身も元旦に試合をしたことはないし、F東京としてもない。準決勝でも勝って国立に行きたい」と力強く話していた。初の元日・国立決勝へF東京が前進した。

 一方、敗れた浦和は1点が奪えずに零封負けを喫した。4回戦の愛媛戦に続いて、FW原口元気がメンバー外。それでも天皇杯3戦連続弾を決めているFW原一樹が1トップを務め、ゴールをめざした。しかし前半9分にアクシデント。DF山田暢久が負傷交代し、代わってDF野田紘史が出場した。そして同20分、ショートパスをつながれて失点。1点を追う展開となった。なんとかゴールを奪おうとするも、前線から激しくプレッシャーにくる相手に押し込まれ、なかなか攻撃に出ることができない。MF柏木陽介を中心に崩しにかかるも、フィニッシュまで持ち込めなかった。そのまま試合は終了。今季最終戦を消化不良の零封負けで終えることになった。

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