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[Y☆voice選手権編]作陽MF高瀬龍舞「ボクらは乗ったら止まらないと思う」

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 第90回全国高校サッカー選手権注目選手のショートインタビュー。プリンスリーグ中国1部で優勝し、優勝候補の一角として全国に乗り込んできた作陽(岡山)の主将は、J注目のMF高瀬龍舞選手(3年)です。例年以上に攻撃的なチームに仕上がっている作陽のコントロールタワーは一本のパスで局面を変える技術と、オフ・ザ・ボールのところでの動きも秀逸。1年から選手権を経験してきた頭脳派MFは、高校生活最後の冬を最高の形で終わるべく、考えてプレーする。

―国立に戻ってきた。ここは名門にとっても特別?
「『今年最後か』と物凄く思いますし、『やりたいな』と一周している時は思いました」

―国立(4強)で試合をするだけの実力があると思うが。プレミアリーグの参入戦(済美に5-1)でも勝利してきた
「(済美戦は)立ち上がりが悪かった。そこで1点でもやられていたら、どうなったか分からないと」

―でも乗ったときの怖さも見せた
「ホント、乗ったら止まらないと思いますよ、ボクら。初戦の立ち上がりが物凄く大事だと思います」

―例年以上に攻撃的なチームになっている印象だが
「ボクが1年生、2年生、そして3年生とやってきたなかでは今年が一番面白いことができるんないかと思います」

―その中、軸を担っているが、どのようなプレーを
「勝つために、チームのために戦えるプレーを。自分が目立つとかは後からでいいんで」

―作陽の10番は注目されると思うが、自分のどこを見て欲しい
「ボールを持ってないところも見て欲しいですね。いろんなところでしゃべっていたり、(チームを向上させる)色んな仕草というところでこの1年成長してきた。サッカーってボール触るところだけじゃない。ボクはそういうところを見て欲しい。ボール持ってどうこうできる選手じゃないんで」

―でも一本のパスで局面を変えられる選手だと思うけれど
「結果的には見ている人は点取って欲しいと思うと思うんですけれど、違う部分も注目して欲しいです」

―大会への手ごたえ、自信を教えてください
「自信は物凄くありますし、このチームだったら優勝できるんじゃないかと思っています」

(取材・文 吉田太郎)

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【連載】「Youth star voice」

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