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[選手権]「國吉の分まで」四中工は3年生が必勝宣言

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[1.7 全国高校選手権準決勝 尚志1-6四日市中央工 国立]

 四日市中央工は累積警告によって決勝で出場停止となったMF國吉祐介主将(3年)の分まで他の3年生たちが戦う。今大会、四中工は1、2年生8人が先発を務め、3年生で先発してきたのは國吉とCB西脇崇司、MF寺尾俊祐のみ。それだけに決勝へかける思いも大きい。寺尾は「國吉が出ていない試合はあまりない。でも切り替えてやるしかない。ここまで少ない3年生でやってきた。決勝も一体感を持ってやりたい」と誓った。

 ボランチとして中盤で存在感を放っていた國吉の代役としてはこの日途中出場したMF生川雄大(3年)や左MFの田村大樹(2年)が務めることも予想される。大黒柱の國吉については樋口士郎監督も「ウチの心臓以上のもの」というほど信頼を寄せている存在だが、その不在を全員で埋めて戦うしかない。

 尚志戦後に國吉からキャプテンマークを託されたという西脇は「國吉の分まで全国制覇するというのが目標。自分が思い切ってプレーして無失点でいけば負けない。無失点で勝ちたい」と仲間のためにも守りきることを宣言していた。

[写真]西脇ら四中工の3年生たちは主将の分まで勝利を誓う
 
(取材・文 吉田太郎)

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