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[PSM]課題浮き彫り…J1復帰の札幌はJ2北九州に逆転負け

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 コンサドーレ札幌は19日、本城陸上競技場で北九州とプレシーズンマッチを戦い、1-2で敗れた。前半14分にFW近藤祐介のゴールで先制したが、同25分に北九州MF木村祐志に直接FKを決められると、後半39分にFW加部未蘭に勝ち越しゴールを許し、まさかの逆転負け。今季4季ぶりにJ1を戦う札幌にとって、課題の残る“船出”となった。

 幸先よく先制点は奪えた。前半14分、ハーフウェーラインからMF河合竜二が前線へロングフィード。FW上原慎也が頭でマイナスに折り返したところに近藤が走り込み、左足で豪快に蹴り込んだ。理想的な崩しで札幌が先制に成功した。

 しかし、前半25分に新加入DFジェイド・ノースのファウルで与えたFKを木村に直接叩き込まれると、1-1のドロー決着も見え始めた後半39分、攻めに出たところでカウンターを食らい、最後は加部に決勝点を決められた。試合後のインタビューで石崎信弘監督は「これまでやってきたことを出していこうと試合に入ったが、ボールを奪ったあとの攻撃や攻めているときのバランスなどで課題が出た」と反省点を口にした。

 連係面での課題は明白だった。ノースの不用意なファウルから同点ゴールを許し、近藤と先発2トップを組んだ新戦力のFW前田俊介も孤立する場面が目立った。「いいところも悪いところもあったが、徐々になじんできている」と石崎監督は及第点を与えたが、開幕までにどこまでチームを修正することができるか。J2チームに逆転負けという結果を残り3週間に生かしたい。


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