beacon

[PSM]G大阪はJ1昇格組の鳥栖に2失点敗戦、セホーン監督「本番では必ず勝利を」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[2.25 プレシーズンマッチ 鳥栖2-1G大阪 ベアスタ]

 プレシーズンマッチが25日に各地で行われた。ガンバ大阪は今季からJ1初参戦の鳥栖と対戦。幾度も訪れた決定機をものにできず、1-2で敗れた。10日後の3月6日にはACLの初戦・浦項スティーラーズ戦が控えているだけに、不安の残る一戦となってしまった。

 試合後のインタビューで今季から指揮を執るG大阪のセホーン新監督は「前半の得点機をものにすれば、いい結果になっていた。我々はつくったチャンスをものにしなかったが、相手はワンチャンスをものにした」と決定機を逃したことを嘆いていた。

 この日のG大阪は日本代表に招集されているため、MF遠藤保仁とDF今野泰幸が不在。システムは4-4-2を採用し、GK藤ヶ谷陽介、DFラインは右から加地亮、中澤聡太、丹羽大輝、藤春廣輝。ダブルボランチを武井択也と明神智和が務め、2列目は右からは二川孝広佐々木勇人。2トップはFWラフィーニャと甲府から新加入のFWパウリーニョのブラジル人コンビが入った。

 立ち上がり、遠藤と今野という主力2選手を欠くG大阪は、なかなかリズムをつくれない。鳥栖に自由な攻撃を許すと後手に回った。前半20分過ぎからは2トップを的に決定的な場面を迎えるも、ゴールは遠い。前半35分には二川が前線へスルーパス。左サイドへ抜け出した藤春がクロスを入れるが、パウリーニョのシュートはGK正面だった。その後も敵陣内でボールを奪った佐々木が自らシュートを放つも、ポスト左へ外れる。前半終了間際にパウリーニョが左足で狙ったグラウンダーのミドルシュートはポストを叩いた。前半をスコアレスで折り返した。

 後半に入ってもなかなか試合は動かない。後半20分には、左サイドから仕掛けたパウリーニョがクロスを入れる。ゴール正面のラフィーニャが胸トラップからシュートを狙うも枠を外れた。すると、ここからまさかの展開が待っていた。後半25分、左サイドを押し込まれるとクロスを許す。最後はMF野田隆之介にヘディングシュートを決められ、先制点を奪われた。相手2選手がゴール前へ飛び込んできた際の対応に出遅れ、まさかの失点となってしまった。

 さらに3分後には2失点目を喫してしまう。ロングボールに飛び込んだFW豊田陽平を中澤がPA内で倒してしまい、PKを献上。豊田のシュートを藤ヶ谷も止めることはできず。0-2に突き放された。

 なんとか後半40分には意地の1点を返す。途中出場のMF寺田紳一が右サイドでドリブル突破を仕掛け、右クロス。相手DFが弾いたこぼれをラフィーニャが押し込んだ。終了間際にはゴール前へ飛び込んだFW佐藤晃大がシュートを放つも、相手GKが好セーブ。同点弾は奪えないまま試合は終了。1-2での敗戦となってしまった。

 J1昇格組に痛い敗戦。しかし、セホーン監督は今後へ向けて「まだまだ改善しないといけない点もあるが、本番では必ず勝利を飾っていきたい」と前を向いた。


▼関連リンク
J1・J2全40クラブ練習試合&PSM日程・結果

TOP