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HTに川勝監督がギャグ交じりの一言!!東京Vが後半に奮起の2発

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[3.4 J2第1節 東京V2-0松本山雅 味スタ]

 東京ヴェルディ川勝良一監督の"奇策"がハマった。厳しいゲキを飛ばす印象の強い川勝監督だが、0-0で迎えたハーフタイム。まさかの一言が飛び出した。「お前らはケンタッキーフライドチキンか!」。松本山雅のカウンターを怖がり、なかなか中央から攻め込むことができなかった東京Vイレブンをジョーク交じりに怒鳴りつけた。

 主将のMF小林祐希は「きっと監督は怒りたかったと思う。でも冷静に『今までやってきたことをやれ』とシンプルな感じで言ってくれて、そこでみんなは自信を持てた」と言う。相手のカウンターを怖がり、不甲斐ない戦いをみせた前半を振り返り、選手たちは『今まで通りにやればいい』と指揮官の言葉に目を覚ました。

 すると後半からは果敢な攻撃の連続。前半は中央でボールを奪われるのを恐れ、サイド攻撃に逃げていたが、後半からは東京Vらしいパスワークを披露。中央からショートパスをつないで崩しにかかるなど、徐々にらしさをみせた。そして後半7分、13分と連続ゴール。後半の2発で2-0の勝利を飾った。「前半は最悪だった」と小林が話す前半から、大きく変化した後半の戦いぶり。そこには川勝監督のユーモアある一言があった。

(取材・文 片岡涼)

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