beacon

G大阪はセホーン監督初陣で痛恨の3失点完敗…2012シーズン公式戦初戦で黒星

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.6 ACL GL第1節 G大阪0-3浦頂 万博]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2012のグループリーグ第1節が6日に各地で行われた。08年大会王者のガンバ大阪はホームで09年大会王者の浦頂スティーラーズ(韓国)と対戦。立ち上がりのチャンスを生かせず、ミスからの失点もあり、0-3の完敗を喫した。2012シーズン公式戦初戦、さらにはセホーン新監督の初陣を勝利で飾ることはできず。グループリーグ2節は20日に行われ、G大阪は敵地でアデレード・U(豪州)と戦う。

 G大阪はシステムは4-4-2を採用し、GK藤ヶ谷陽介、DFラインは右から加地亮、中澤聡太、今野泰幸、藤春廣輝。ダブルボランチを遠藤保仁明神智和が務め、2列目は武井択也、二川孝広。2トップはFWラフィーニャとFWパウリーニョのブラジル人コンビが組んだ。F東京から新加入の日本代表CB今野と甲府から加入のパウリーショがG大阪での公式戦デビューとなった。

 ファーストシュートを放ったのはG大阪だった。前半3分、PA外左からパウリーニョがシュートを狙う。思い切りよく狙っていったミドルシュートはポスト右へ外れた。同16分には遠藤が前線へスルーパス。PA右へ抜け出したラフィーニャが左足でシュートを放つも、DFに阻まれた。ここから勢いづけたいところだったが、その後は苦しい展開が待っていた。左サイドを押し込まれ、ピンチの連続。縦への速い攻撃に後手を踏むと、ガーナ代表FWアサモアに立て続けにチャンスを与えてしまった。なんとか踏ん張るものの、押し込まれていた左サイドから先制を許してしまう。

 前半19分、ヒールパスに反応したDFシン・グァンフンに左サイドへ抜け出されると、クロスを許す。ファーサイドに飛び込んでいたフリーのMFキム・テスがヘディングシュート。必死に戻った二川も間に合わず。放たれたシュートはゴールネットを揺らした。浦頂が先制し、G大阪は1点を追う展開となる。

 すると失点からわずか2分後、MFファン・ジンソンの右CKをGK藤ヶ谷がパンチングでクリア。しかしクリアが甘く、ボールはゴール目前にこぼれると詰めていたDFゾラン・レンドゥリッチに体ごと押し込まれ、2失点目を喫してしまった。一気に0-2に突き放された。その後はスコアは動かずに前半を折り返した。

 後半開始とともにG大阪は交代カードを切る。武井に代えて、FCソウルから新加入のFWイ・スンヨルをピッチへ送った。後半13分には左サイドでイがボールキープ。後方から走り込んだ藤春にDFが気を取られたところで、冷静に左クロス。ファーサイドのラフィーニャが頭ひとつ抜け出し、ヘディングシュートを放つが、わずかにポスト右へ外れた。ゴールが遠いG大阪は、後半17分にはパウリーニョに代えて、徳島からの新戦力FW佐藤晃大を投入。同29分には二川に代えて、MF寺田紳一をピッチへ送った。出場直後の30分には寺田がミドルシュートを狙うも、枠をとらえることはできず。流れを変えることはできない。

 すると後半31分には、ミスから痛恨の失点。最終ラインで中澤から今野へのパスが乱れ、今野がこぼしたボールを自陣内で奪われる。MFシン・ヒョンミンのパスから最後はPA右のアサモアが右足シュート。飛び出してきたGK藤ヶ谷の頭上を抜く浮き球のシュートでダメ押しの3点目を決められた。その後は決定機をつくることもできず。終了間際にはカウンターからラフィーニャがチャンスを迎えるも、シュートまでは持ち込めない。0-3で試合は終了。G大阪は2012シーズン公式戦初戦で悔しい黒星を喫した。


▼関連リンク
ACL2012特集

TOP