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「失点はアクシデント」 那須が移籍後初先発も柏は1失点に沈む

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[3.17 J1第2節 浦和1-0柏 埼玉]

 柏でのデビュー戦はほろ苦い結果となった。今季、磐田から柏レイソルに加入したDF那須大亮が移籍後公式戦4試合目にして初先発。右太腿痛で欠場したDF近藤直也に代わってCBに入った。

「3試合ぐらいベンチから見ていたし、自分で消化というか、スンナリ入れるイメージはできていた」。DF増嶋竜也とCBを組み、最終ラインを統率。「前半はちょっと引きすぎたかなという感じもあるけど、要所要所は守れていた」と話す新戦力にネルシーニョ監督も「テクニックとリーダーシップを発揮してくれた。パフォーマンスには満足しているし、今後、Jリーグ、ACLと期待している選手」と及第点を与えた。

 1失点したが、MFジョルジ・ワグネルのミスから喫したもので、那須が「失点はアクシデント」と言えば、指揮官も「サッカーではよくある事故」とかばう。DF酒井宏樹は「ジョルジにはずっと助けられてきたし、責めることはできない。ああいうミスをみんなで取り返せればよかったけど……」と悔やんでいた。

 後半はシュート数でも10本対3本と攻め込んだが、1点が遠く、零封負け。「勝ちたかったし、セットプレーもいっぱいあった。決めるチャンスはあったし、決め切るところで決め切れなかったことに尽きる」。そう振り返った那須は「チームとしては守備も攻撃も徐々によくなっている。次は勝ち切らないといけない」と前を向いた。

(取材・文 西山紘平)

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