[3.20 J2第4節 愛媛3-0松本 ニンスタ]

　愛媛FCが今季最多の3得点を挙げ、ホームで松本山雅FCに3-0で勝利した。ここ2試合では1分1敗だったため、3試合ぶりの白星獲得となった。一方、前節の北九州戦(1-0)でJ2初白星を手にした松本だったが、零封負けを喫した。

　立ち上がりから愛媛が果敢に攻め込み、松本を押し込んだ。前半14分、サイドチェンジから右サイドのMF大山俊輔がためをつくり、MF村上巧へパス。村上のミドルシュートはDFの壁に阻まれるも、こぼれに詰めていたFW石井謙伍がPA右から冷静に流し込む。石井の「前節のときはビックチャンスを外していて、責任を感じていた。これで取り返せたとは思っていないがホッとしている」と話すゴールで愛媛がリードを奪った。

　後半に入ると、大山、FW福田健二、FW赤井秀一の3人が連動して連続ゴールを奪ってみせた。まずは後半35分、左サイドで競り勝った福田がロングボールを頭で落とす。拾った大山が前線へスルーパス。抜け出した赤井がGK正面から冷静にシュートを決め、2-0に突き放した。

　さらに後半41分にはダメ押しの3点目。左サイド福田のポストプレーから大山がパスを受ける。すぐに前を向き、走り込んだ赤井へスルーパスを出した。PA右へ抜け出した赤井が右足シュート。3-0と試合を決定づけた。そのまま試合は終了。愛媛が3試合ぶりの勝ち点3を手に入れた。

　試合後、2得点の活躍をみせた赤井は「勝利に貢献できるゴールを決めることができて嬉しい」と笑顔。「前節で先発で試合に出ていたのに負けた。今節では先発で出られなくて、そういう悔しさがあった。きょうはゴールを取れて良かった」と安堵の表情を浮かべた。