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後半43分に前田が今季初ゴール!エースV弾で磐田がC大阪に逆転勝ち!!

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[3.20 ナビスコ杯A組第1節 磐田2-1C大阪 ヤマハ]

 ナビスコ杯A組第1節のジュビロ磐田セレッソ大阪戦は前半38分にC大阪のMFブランキーニョが先制ゴールを決めたが、磐田は後半14分にMF松浦拓弥が同点ゴールを決めると、同43分には日本代表FW前田遼一が決勝ゴールを決めて2-1で逆転勝ちした。

 後半から投入された10番が試合の流れを引き寄せた。磐田は0-1で折り返した後半開始からMFペク・ソンドンに代えてMF山田大記を投入。正確なトラップ、パスから中盤でタメをつくる山田が入ったことでボールを失う回数の減った磐田は、前半に比べてチャンスの数を増加。そして14分、山田のスルーパスを受けた松浦が絶妙なアングルのドリブルで右SBとCBの間に入り込み、そのまま同点ゴールをゴール左隅へ突き刺す。

 勢いを増した磐田は16分に山田が強烈な右足ミドル。28分には松浦のスルーパスにFW押谷祐樹が飛び込む。この後も局面を打開する松浦のドリブルと前田、山田のキープ力、SB駒野友一のオーバーラップなどを交えて攻める磐田は、運動量の落ちたC大阪を完全に押し込んだ。そして試合終了間際の43分だ。右サイドで一度ボールをカットされながらも再び奪い返した磐田はMF松岡亮輔が右クロス。GKがパンチしたこぼれ球をファーサイドで拾った前田が、決勝ゴールを右足で冷静にゴール中央へと流し込んだ。

 前田はJ1を含めて今季3試合目で遂に初ゴール。試合後のヒーローインタビューでは「いいところにボールがこぼれて来た。きょうも外して迷惑をかけていたので良かった」とホッとした様子だった。今季期限付き移籍先の福岡から復帰した松浦も復帰後初ゴール。「次も出てゴールを決める活躍をしたい」と語ったMFらが逆転勝ちした勢いを次につなげる。

 一方、C大阪は痛い逆転負けとなった。前半38分、敵陣右サイドでセカンドボールの攻防戦にMFキム・ボギョンが絡むと、こぼれ球が右中間のブランキーニョの足元へ。縦へ切れ込んだ10番がそのまま右足シュートをゴールへ突き刺した。さらにハーフタイムにセルジオ・ソアレス監督から「攻撃の選手はゴール前にスペースがあれば、どんどん飛び込め」と送り出されたチームだが、2点目を奪うことができなかった。1-1の後半27分にはMF清武弘嗣が中央突破から右足ミドルを打ち込んだが、シュートはゴール上方へ。そして逆転された直後の45分には右CKからFWケンペスの放ったヘディングシュートがゴール左ポストを叩いてしまう。17日に行われたG大阪との大阪ダービーをケンペスのロスタイムV弾で制したC大阪だったが、今回は終盤の失点で白星を譲る結果となった。


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