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神戸は先発7人入れ替え初黒星、「サッカーが変わるようではダメ」

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[3.20 ナビスコ杯第1節 鹿島2-0神戸 カシマ]

 オフに大型補強を敢行し、リーグ戦で開幕2連勝と今シーズンの“台風の目”となっているヴィッセル神戸が今季公式戦初黒星を喫した。17日のJ1札幌戦(2-1)から先発7人を入れ替え、ターンオーバー制を採用。先発のうち半数近くの5人が新戦力ということもあり、攻守にコンビネーション不足を露呈した。

「リーグで勝っていたので、その流れでいきたかったけど、なかなか難しかった」。今季、G大阪から加入したDF高木和道が唇をかむ。「相手のSBが高い位置まで来て、うまくマークの受け渡しができずにラインがズルズル下がった。特に前半はボールを取れる位置が自陣になって、押し込まれる時間が長かった」。粘り強く耐えていたが、前半20分にセットプレーから先制点を許すと、前半ロスタイムに2失点目。後半は押し返す時間帯もあったが、1点が遠かった。

 選手層は厚くなったが、それを生かし切れなければ意味がない。高木は「メンバーが替わってチームのサッカーが変わるようではダメ。今後はこういうことがないように。サブを含めて、経験の浅い選手や新加入選手が多いし、もっとコミュニケーションを取っていきたい」と自戒を込めて話していた。

(取材・文 西山紘平)

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