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柏が5発大勝でACL初白星!!公式戦4試合ぶりの勝利挙げる

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[3.21 ACL第2節 柏5-1全北現代 柏]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は21日、グループリーグの第2戦を行い、H組の柏レイソルはホームで全北現代(韓国)と対戦した。ともに第1戦で敗れているチーム同士の対戦は5-1で柏が快勝。初参戦のACL2戦目で初勝利を挙げた。前半40分にDF那須大亮の移籍後初ゴールで先制した柏は前半ロスタイムにMFレアンドロ・ドミンゲスが立て続けに2点を奪う。3-0で折り返した後半6分に1点を返されたが、後半44分にFW田中順也、ロスタイムには途中出場のMF茨田陽生が加点し、5得点の圧勝を飾った。

 リーグ戦を含めて公式戦3試合連続白星なし(1分2敗)の柏は17日のJ1浦和戦(0-1)から先発一人を変更。MF茨田陽生に代わってMF栗澤僚一がボランチに入り、今季公式戦初出場初先発となった。
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 ホームで必勝を期す柏は前半4分、右サイドからレアンドロがドリブルで中に切れ込み、右足でミドルシュート。同15分にはDF酒井宏樹の右クロスをファーサイドの田中がゴールラインぎりぎりから頭で落とし、FWリカルド・ロボが反転しながら右足で狙ったが、いずれも枠を外れた。

 その後も酒井のオーバーラップやレアンドロのドリブル突破から相手ゴールに迫るが、全北の粘り強い守備を崩し切れない。逆に前半27分にはゴール前でFKを与えると、MFエニーニョのキックにDFパク・ウォンジェがフリーでヘディングシュートを放ち、ヒヤリとする場面もつくられた。

 試合は徐々にこう着状態に入り、0-0のまま推移するが、柏がセットプレーから待望の先制点を奪う。前半40分、左サイドのFKからMFジョルジ・ワグネルがゴール前にクロス。これを那須が打点の高いヘディングシュートでゴールネットに突き刺した。今季、磐田から加入し、17日の浦和戦で移籍後初先発を果たした那須が公式戦2戦目で移籍後初ゴールを決め、均衡を破った。

 勢い付く柏は前半ロスタイム、ロボのシュートがPA内で相手DFのハンドを誘い、PKを獲得する。これをレアンドロが落ち着いてゴール右に決め、2-0。さらに前半終了間際にはロングフィードをロボが頭で落とし、レアンドロがエリア外から右足でループシュートを狙うと、これがきれいにGKの頭上を越えてゴールマウスに吸い込まれ、3-0とリードを広げて前半を折り返した。

 全北はハーフタイムにDFチョン・グアンファンに代えてFWイ・ドングッを投入。3バックから4バックにシステムを変更し、イ・ドングッを最前線に置いた。シンプルなロングボールをイ・ドングッに当て、反撃に出る全北は後半6分、ロングフィードをイ・ドングッが競り合い、こぼれ球をMF黄博文が右足でシュート。豪快にゴールネットを揺らし、1-3と追い上げた。

 1点を返された柏も慌てず、那須とDF増嶋竜也の両CBが集中力を切らすことなく、全北のパワープレーを跳ね返す。逆に相手が前がかりになったところを突いて、さらなる追加点のチャンスをつくった。後半22分にはレアンドロと酒井のコンビネーションで右サイドを崩し、ゴール前の田中にボールが入る。田中はロボにラストパスを送るが、シュートは打ち切れず、同24分にも酒井の右クロスに合わせたロボのヘディングシュートが枠を外れた。

 柏は高い位置からのプレスもはまり、試合の主導権を渡さない。後半31分にはDF橋本和が相手陣内でボールを奪い、そのままドリブル突破。PA内に入ったところでDFチェ・チョルスンに倒され、この日2つ目のPKを獲得した。ところが、レアンドロのキックはGKに弾かれ、こぼれ球に詰めたロボのシュートも大きくバーを越えてしまった。

 後半39分にはロボに代わって茨田が入り、田中の1トップにシステムを変更した柏。茨田はトップ下に入り、4-5-1と中盤を厚くして逃げ切りを図った。後半42分、ジョルジの直接FKはGKの好セーブに阻まれたが、同44分には茨田からレアンドロとつなぎ、右クロスを田中がDFを背負いながら右足を振り抜き、試合を決定づける4点目。後半ロスタイムには茨田もダメ押しゴールを決め、5-1の圧勝で公式戦4試合ぶりの勝利を飾った。


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