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寿人&平繁が2発!!3連勝の広島は暫定2位、G大阪は4失点で初勝利ならず

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[4.7 J1第5節 広島4-1G大阪 広島ビ]

 サンフレッチェ広島はFW佐藤寿人が史上10人目となるJ1通算100得点を達成する2ゴールを決めると、途中出場のFW平繁龍一も2得点を挙げ、ガンバ大阪に4-1で快勝した。広島は3連勝で、首位・仙台を勝ち点1差で追う暫定2位に浮上。3日のACLブニョドコル戦(3-1)で今季公式戦初勝利を挙げたG大阪はFW佐藤晃大が移籍後初ゴールを決めるもリーグ戦初勝利はならず、開幕から1分4敗となった。

 MF山岸智が左膝痛のため欠場した広島はMF森脇良太が中盤の左サイドに入り、DFファン・ソッコが3バックの一角でリーグ戦初先発を飾った。一方のG大阪は今季徳島から加入した佐藤がブニョドコル戦(3-1)に続いて先発し、リーグ戦では初先発となった。

 試合は前半9分に早くも動く。広島は相手陣内でMF倉田秋のパスミスをカットしたMF青山敏弘が素早く前線にスルーパス。これに反応した佐藤が左足でゴール左上に流し込み、先制点を奪った。公式戦4戦連発弾を決めた佐藤は今季リーグ戦早くも4点目。得点ランキング単独トップに立つゴールがJ1通算99点目となり、史上10人目の100ゴールに王手をかけた。

 すると前半32分、記念すべき瞬間がやってきた。MF高萩洋次郎のパスに抜け出したMF大崎淳矢がPA内でDF藤春廣輝に倒され、PKを獲得。キッカーを務めた佐藤は落ち着いてゴール左に決め、2-0と突き放す今季5点目でJ1通算100ゴールを達成した。得点後はチームメイト5人がピッチに倒れて人文字で「100」の数字をつくるパフォーマンスでエースを祝福。佐藤はJ2時代を含めればJリーグ通算150得点となった。

 松波正信監督就任後リーグ戦初勝利を狙うG大阪も意地を見せる。後半3分、広島の最終ラインでのビルドアップにプレッシャーをかけると、DF千葉和彦が足を滑らせたところで藤春がボールをカット。ゴール前に切れ込み、グラウンダーの折り返しを佐藤が右足で合わせた。

 1-2と追い上げたG大阪は攻勢を強め、カウンターからダメ押しの3点目を狙う広島と激しい攻防を繰り広げた。後半26分には途中出場のMF寺田紳一がPA内でMF森崎和幸に倒され、PKを獲得。ところが、寺田のキックはGK西川周作が横っ飛びで弾くスーパーセーブを見せ、同点ゴールを許さなかった。

 広島は直後の後半28分、佐藤に代えて今季初出場となる平繁を投入。すると、期限付き移籍から今季復帰した背番号18が試合を決定づけた。後半40分、FW石原直樹のシュートがポストに当たった跳ね返りを蹴り込む追加点。徳島、東京Vへのレンタル移籍をへて3年ぶりに戻ってきた平繁が「広島に帰ってきてから試合に出られてなかったので、何とか結果を出したかった」という狙いどおりのJ1初ゴールを決めると、同43分にも自身2点目を奪い、ダメを押した。

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