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玉田32歳初ゴール!!名古屋が公式戦3連勝、札幌は5連敗で最下位転落

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[4.14 J1第6節 名古屋3-1札幌 豊田ス]

 名古屋グランパスは前節の鳥栖戦(1-0)に続いて昇格組のコンサドーレ札幌をホームに迎えた。前半3分にFW金崎夢生のゴールで先制すると、同15分にもオウンゴールで追加点。後半32分にはFW玉田圭司が右足で試合を決定づけた。3-1の完勝を飾った名古屋は公式戦3連勝で公式戦6試合負けなし(4勝2分)。一方、札幌の初勝利はまたも遠く、試合終了間際にMF古田寛幸がチームとして3試合ぶりとなるゴールを決め、意地を見せるのが精一杯。5連敗を喫し、開幕から1分5敗と未勝利のまま最下位に転落した。

 名古屋のシステムは4-2-3-1。前節に続いてFWケネディが腰痛のためベンチ外。代わって1トップにはU-23日本代表FW永井謙佑が入った。対する札幌もシステムは4-2-3-1。ボランチでルーキーのMF前貴之がリーグ戦初先発。前節・柏戦(0-2)で負傷から復帰したMF古田寛幸も今季初先発となり、GK李昊乗も2試合ぶりに先発復帰した。

 試合はいきなり動いた。名古屋は前半3分、MF藤本淳吾のスルーパスに抜け出した金崎がGKの位置を冷静に見極め、ゴール右に蹴り込む先制点。さらに同15分、藤本からのパスを玉田がヒールで流すと、左サイドをオーバーラップしたDF阿部翔平がグラウンダーのクロスを送る。ニアに走り込んだ藤本には合わなかったが、後ろでスライディングでカットしようとしたDF奈良竜樹の足に当たってオウンゴール。名古屋があっという間に2点のリードを奪った。

 ハーフタイム、ストイコビッチ監督は「0-0だと思って得点する意識を持っていこう」とハッパをかけてイレブンを送り出す。後半も名古屋が主導権を握り、札幌を攻め立てた。すると後半32分、ゴール前での細かいパス回しから最後は金崎のヒールパスに抜け出した玉田が右足で押し込むダメ押しゴール。11日に32歳の誕生日を迎えたばかりの玉田は「32歳になって初めての試合だったので、いい記念になった」と、自らの“祝砲”に白い歯を見せた。

 後半45分、古田のミドルシュートがブロックに行ったDF増川隆洋の背中に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれるという不運な失点はあったものの、札幌を寄せ付けずに名古屋が3-1で完勝。後半24分からは右下腿部ヒラメ筋肉離れで離脱していたMF中村直志も戦列復帰を果たし、着々と戦力は戻ってきている。

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