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負傷交代の米本は「亜脱臼です」。重傷回避にホッ

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[4.17 ACL第4節 F東京3-0北京国安 東京ス]

 北京国安戦の後半6分に相手選手との空中戦で右肩を負傷して途中交代したMF米本拓司が、試合後、白い三角巾で右腕を吊って取材エリアに姿を現し、負傷の状態を語った。

「亜脱臼です。競り合ったときに相手に手が掛かって、持って行かれて(右肩が)外れた。でも、地面に着いたら入った。今は痛くない」

 米本によると、「テーピングを巻けばプレーできると思ったので『行けます』と言った。自分ではやるつもりだった。病院?行くかどうか分からない。すぐ(プレー)できるんじゃないですかね」とのことで、感触としては軽傷のようだ。

 プロ2年目の10年以降、二度にわたる左膝前十字じん帯断裂に見舞われて長期離脱を繰り返しながらも、その都度、苦境から這い上がってきた背番号7。この日はUー23日本代表の関塚隆監督がスタンド観戦する中でのプレーで、負傷交代するまでは中盤の底で的確なボール奪取を見せるなど、試合の流れを引き寄せるのに十分なプレーをし、アピールしていた。

 ピッチに倒れ込んで担架で運ばれている最中は、スタジアムに不安そうな重苦しい空気が流れたが、結果的には大事には至らなかった模様で、チームも3-0と圧勝。「チームが勝って良かった」(米本)と、安堵の表情を浮かべていた。

(取材・文 矢内由美子)

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