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フィンランド代表・バクスター監督会見要旨

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[2.4 キリンチャレンジ杯 日本5-1フィンランド 国立]

 日本代表は4日、東京・国立競技場でフィンランド代表と対戦。FW岡崎慎司(清水)の2得点などで5-1と快勝した。11日には、W杯アジア最終予選・オーストラリア戦(日産ス)を戦う。以下、フィンランド代表・スチュアート・バクスター監督会見要旨

「一方的に日本がボールを支配する試合になると予想していたとおりの試合だった。最初の15分は私の見た感じでは、まあなんとかやってくれていた。しかし、そのあとフィンランドチームのまずさ、ミスによって2点入れられた。そして3点。試合としては越えなければいけないハードルがどんどん高くなる一方の最悪の事態となった。ハーフタイムに私は『前半は負けた。それでいい。さあ後半は後半で最初からやり直し。後半を勝とうじゃないか』と選手に言った。ところが同じようにミスで点を入れられてしまった。
 若い選手、18番(プッキ)と20番(ポロカラ)の選手がよいプレーをしてくれたことはこの試合の収獲だった。あたりまえのことだが、たやすくゴールを与えてはいけないという試合。選手は大変にがっかりしているが、よい経験になったと思う。
 18番と20番はこうしたアウェーの国際試合で力を発揮したのだから、それなりに切れる刀と評価したい。ただ、だからといって1ヵ月半後のウェールズ戦(W杯予選、3月28日)で使うかどうかはわからない。一歩代表に近づいたということは言える。
 私たちは意識的にポゼッションをさせた。オーストラリアもフィンランドのように決して速いタイプのディフェンスをするわけではない。その点は、日本は我が国でテストができたことがあっただろう。ただ、日本がボールを速くコンパクトに動かすことはできなかったという点は、岡田さんはこれから修正するだろう。
 非常にオープンスペースの多い試合だった。ああしたオープンスペースの多い戦い方はカウンターを受けやすい。その点日本のCBはよく守った。しかし、私たちに多くのチャンスがあったのも事実だ。(オーストラリア戦での)幸運を祈る」

<写真>フィンランド代表スチュアート・バクスター監督
(取材・文 戸塚隆)

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