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[ACL]レナチーニョが初のヘディングゴールで「頭痛がする」

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[3.11 ACLグループリーグH組 川崎F1-0天津泰達 等々力]
 
 「頭痛がするよ」。川崎フロンターレのFWレナチーニョ(21)は、自身初のヘディングゴールを決めた11日の試合後、そうおどけてみせた。

 ACL初戦・天津泰達戦の前半16分。FWジュニーニョ、MF中村憲剛を経由してFWヴィトール・ジュニオールと繋ぐと、「PAの中はバッチリ見えていた」というジュニオールが左サイドをえぐりゴールラインの際からラストパスを浮かした。中で待っていたレナチーニョは173cmの小柄な身体で目一杯にジャンプ。会心のヘディングシュートをゴール右隅に流し込んだ。

 試合後、ゴールの感想を聞くと意外な応えが返ってきた。「ヘディングゴールはプロ入り後初めて。小さい時に入れたことはあるかもしれないけれど記憶はない」と、初のヘディングゴールであることを明かした。「練習でもやってはいたが、ヘディングは好きじゃないし得意でもない。クロスが飛んできた瞬間、『まさか、ウソだろ!?』と思った。オーバーヘッドも考えたけれど時間がなかったし、何とかしようとしたら"頭"がでた」と苦笑した。

 天津の素早い守備の前に苦しい展開を強いられたが、自身の初ヘッドで1-0と嬉しい勝点を拾う形となったACLのファーストゲーム。次への展望を聞くと「(慣れない)ヘディングをしたので頭痛がするよ。次も辛抱強く攻撃をしていきたい」と次戦(3月18日)の浦項(韓国)戦へ意気込んだ。

<写真>川崎F・FWレナチーニョ
(取材・文 山口雄人)

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