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[ACL]名古屋の第2戦はスコアレスドロー

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[3.17 ACLグループリーグE組 名古屋0-0北京国安 瑞穂陸]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)が17日、各地で行われ、名古屋グランパスがホームに北京国安(中国)を迎えた。名古屋は安定した試合運びを見せたものの、北京の守備の前に得点が奪えずスコアレスドローに終わった。

 名古屋は過密日程を考慮して、前回の試合からMFマギヌンと中村直志をベンチに座らせ、代わりに運動量豊富なMF山口慶と杉本恵太を先発させた(スタメンはコチラ)。

 試合は名古屋ペースで始まり、ダヴィが粘り強くボールを追いゴールを狙いに行った。しかし、北京の闘志みなぎる守備の前になかなかゴールを割れない。DF阿部翔平から左サイドでパスを受けたダヴィが中へ折り返すとMF小川佳純がヘディングシュート。これは前半のハイライトシーンとなったが、ボールは枠の右をすり抜けゴールネットを揺らすことはできなかった。前半30分過ぎもチャンスはいくつかあった。前半34分、ルーズボールに対し走り込んだ吉村圭司が強烈なミドルシュート。同40分には左サイドからFW玉田圭司が中に入れ、ダヴィがフィニッシュを打つもDFに阻まれミスキックに終わった。

 「前半は良かったから、このままのペースで行こう。片方のサイドが駄目ならば逆のサイドを使って行こう」とハーフタイムに指示を出したストイコビッチ監督は、後半開始からMF吉村圭司にかえてマギヌンを投入。マギヌンのドリブル突破や疲れを感じさせない杉本のハードワークなどで数々のチャンスは作ったが、自陣での簡単なパスミスから逆襲を受けピンチを迎える場面もあった。結局、名古屋は最後までゴールを割ることはできず、ホーム戦を0-0で終えた。試合後、指揮官は「いいペースで戦えたが、北京は守備も良かった。厳しい日程の中で、引き分けなら悪くない」とチームのデキにまずまずの感想を述べた。

(文 山口雄人)

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