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F東京、相手の狙いにはまり黒星発進

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[3.25 ナビスコ杯GL第1節 柏 3-1 F東京 柏]

 FC東京はシュート21本を放ちながら1得点に終わり、黒星発進となった。21日のリーグ戦・山形戦を1-0で制し、今季公式戦初勝利を挙げたF東京だったが、立ち上がりからボールをつないで攻めるところを柏に狙われ、鋭いカウンター攻撃でサイドを突かれた。
 22分には柏の左SB石川直樹に突破を許して失点。その後もスピードに乗って攻めあがってくる柏攻撃陣を食い止めることができず、32分には2点目を失った。33分に敵陣で相手をチェイスしたカボレがGKからボールを奪って1点を返したが、後半開始直後にPKを与えて再び失点。その後、前・柏の鈴木達也らアタッカー3人を投入して、攻め続けたが点差を詰めることはできなかった。
 山形戦で完封勝利を収めていた20歳のGK権田修一は前半32分に柏FWポポに直接FKを決められたことと、左CKを直接ゴールポストに当てられたことに触れ、「まだ自分は相手から安定感が足りないと思われているから狙われている。これはよくない」と悔しさをにじませた。また羽生は「相手が狙っているところを対応できなかった」と自分たちのつなぐサッカーを狙われピンチを招いたことを反省し、対応された場合の戦い方を課題に挙げていた。

(取材・文 吉田太郎)

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