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岡田ジャパンがW杯に王手!6・6ウズベキ戦勝利でW杯出場が決定

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[3.28 W杯アジア最終予選 日本1-0バーレーン 埼玉]

 岡田ジャパンが10年W杯南アフリカ大会出場に王手をかけた。A組もう1試合、ウズベキスタンvsカタール戦はウズベキスタンが4-0で圧勝。この結果、日本が勝ち点11で首位、試合のなかったオーストラリアが同10で2位、ウズベキスタン、バーレーン、カタールが同4で並び、日本とは勝ち点7の差が開いた。これにより、日本は6月6日のアウェーでのウズベキスタン戦に勝てば、無条件で2位以内が確定。4大会連続のW杯出場が決まる。

 「我々はまだ何も得てない。もっともっと質を高め、より強くならないといけない」。試合後、岡田武史監督はそう話したが、チームの成長には確かな手応えを感じたようだ。

 試合前のミーティングでは選手に特別な指示はしなかったという。「キャンプを見て、何も言う必要はないかなと。余計なことを言わない方がいいと思って、送り出した。選手が自分たちでこの試合の状況、相手の戦い方、自分たちの強みを理解し、素晴らしい試合をしてくれた。集まるたびに少しずつチームになってきたなと実感している」と選手を手放しで称賛した。

 圧倒的にゲームを支配しながら、ゴールを脅かすような場面が少なかったこと。決定的な場面でのシュートミス。得点がセットプレーからしか奪えなかったことなど攻撃面での課題も見えた。だが、結果がすべての最終予選で3勝2分の無敗で首位に立ち、W杯出場に王手をかけたという意味で、日本代表監督としての責務は十分に果たしていると言っていいだろう。

 もちろん、今のままで世界のトップレベルの国にも勝てるとは思えないし、岡田監督自身も「より質を高め、より回数を多くする。そのためには走らないと」と、チームのさらなる進化を目指している。9月にはオランダ遠征でオランダ、ガーナといった強豪国とのマッチメークも予定されている。世界のベスト4という壮大な目標を達成するためには、W杯出場を決めてからが本当の勝負となる。

<写真>サポーターのボードには日本代表の南アフリカ行きを示唆する内容が
(取材・文 西山紘平)

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