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[ACL]玉田FK弾も名古屋はホームで2戦連続ドロー

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[4.7 ACL第3節 名古屋1-1ニューカッスル・ジェッツ 瑞穂陸]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は7日、グループリーグ第3節を行い、E組首位の名古屋グランパスはホームでニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)と対戦。前半9分、MFタレク・エルリッチに先制点を許す苦しい展開となったが、後半から出場のFW玉田圭司が後半20分に直接FKを決め、1-1で引き分けた。

 名古屋はターンオーバー制を採用し、4日の川崎F戦から先発4人を入れ替えた。FW玉田圭司、MF吉村圭司、DF増川隆洋、DF阿部翔平を温存。代わってMF花井聖、MF山口慶、DFバヤリッツァ、DF竹内彬が先発した。

 システムはダヴィを1トップに置いた4-2-3-1で、GK楢崎正剛、4バックは右から田中隼磨、バヤリッツァ、吉田麻也、竹内。中盤は中村直志と山口のダブルボランチで、小川佳純とマギヌンが両サイドに入り、19歳の花井がトップ下を務めた。

 名古屋は立ち上がりからリズムをつかめなかった。メンバー変更、システム変更が悪い方向に出たか、攻守に連係が悪く、パスがかみ合わないなどミスが目立った。連動したプレスもかからず、ニューカッスルにボールをつなげられ、押し込まれる時間が続いた。

 前半9分にはFWサショ・ペトロフスキにドリブルで持ち込まれ、フリーでシュートを許すと、ポストに当たったはね返りをエルリッチに押し込まれ、先制点を献上した。

 名古屋は前半41分、小川が左足でミドルシュートを打ったのが数少ないシュートシーン。それも強引なシュートで、ゴールのはるか上を越えて行った。

 反撃の糸口をつかめないまま前半を終えると、ストイコビッチ監督は後半開始から花井に代えて玉田を投入。これでリズムを取り戻し、徐々にパスが回り始めた。ただ、ラストパスの精度が低く、なかなかシュートまで持ち込めない。

 流れの中ではほとんどシュートを打てなかったが、セットプレーから起死回生のゴールが生まれた。後半20分、右45度の絶好の位置で得たFKを玉田が直接ニアサイドに叩き込む同点弾。試合を振り出しに戻した。このゴールでさらに勢い付きたいところだったが、ビルドアップで単純なミスが多く、自らリズムを崩していった。

 後半32分には山口に代わってFW杉本恵太がピッチへ。勝ち越しゴールを狙ったが、後半45分の杉本のシュートもゴールの枠を捉えきれず、試合はそのまま1-1で終了。3試合終えて1勝2分の無敗を守ったが、3月17日の北京国安戦(0-0)に続いて、ホームでまたしても引き分けに終わった。

(文 西山紘平)
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