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[ACL]新婚・谷口も祝砲!川崎F5発で首位決戦制す!

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[4.8 ACL第3節 セントラルコースト・マリナーズ 0-5 川崎F ゴスフォード]

 8日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)はグループリーグ第3節を行い、1勝1分でH組首位の川崎フロンターレはアウェーで同組2位のセントラルコースト・マリナーズ(オーストラリア)と対戦した。前半8分に北朝鮮代表FW鄭大世のゴールで先制した川崎Fは、21分にもMF谷口博之が決めるなど前半だけで3点をリード。後半にも日本代表MF中村憲剛のゴールなど2点を追加し、5-0で快勝。首位を守った。

 4-4-2システムの川崎FはGK川島永嗣、4バックが右から森勇介、寺田周平、伊藤宏樹、村上和弘。中盤の底の位置に横山知伸と谷口博之が入り、その前方に中村憲剛とヴィトール・ジュニオールが並んだ。2トップは鄭とジュニーニョがコンビを組んだ。

 アウェーでの首位決戦は川崎Fの攻撃陣が爆発。前半から意外な大差がついた。まずは前半8分、川崎Fは右スローインから森がクロス。ニアサイドへ走りこんだ鄭が頭で合わせ、先制点を奪う。さらに21分には、6日に女優・松木里菜との入籍を発表したばかりの谷口がヴィトールの左CKを頭で合わせて2-0とした。
 ここまでの2試合で2得点とその攻撃力を十分に発揮することができていなかった川崎Fだったが、早い時間帯での2得点。勢いの止まらないチームはボールを完全に支配すると、ヴィトールやジュニーニョがフリーでアタッキングゾーンへ飛び出していく。そして37分には中村が右サイドの森へ展開。森のラストパスを中央の鄭がスルーすると後方へ走りこんだジュニーニョが右足でゴールを破った。
 ホームでまさかの3点ビハインドとなったセントラルコースト・マリナーズだが、42分に最終ラインの裏へ飛び出したFWムルジャがGKと1対1に。それでも川崎Fの守護神・川島が果敢な飛び出しでブロック。シンプルにDF裏のスペースを狙いチャンスもつくったセントラルコーストだったが、ゴール前で厳しいチェックを見せる川崎Fから追撃ゴールを奪うことができない。
 
 3点リードで試合を折り返した川崎Fは、後半開始直後の2分にもPAに飛び出していった中村のヒールパスからヴィトールが決定的な左足シュート。このチャンスは決めきることができなかったが直後の3分だ。左サイドの村上が中央のヴィトールへパスをつなぐと、最終ラインの裏へ飛び出した中村へヴィトールがダイレクトでスルーパス。これを中村が左足ダイレクトでゴールへと突き刺し、試合を決定付けた。
 この後、森に代えてDF井川祐輔、鄭に代えてFWレナチーニョを投入。変わらず試合の主導権を握った川崎Fは、24分にも左サイドからのパスを受けたジュニーニョがスピードに乗ったドリブルから右前方へスルーパス。これをレナチーニョが右足でゴールへと流し込んだ。
 大量リードにも守備陣は集中を切らさず。40分には左クロスからFWクワスニクに決定的なヘディングシュートを放たれたが、寺田がゴールライン上でクリアする好守を見せるなど無失点。アウェーで今季最多の5得点をマークした川崎Fが、大勝で首位を守った。

<写真>ジュニーニョ(左から3人目)もゴール!川崎Fがアウェーで5発快勝

(文 吉田太郎)

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