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[日本高校選抜]欧州遠征密着レポート2

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第37回日本高校選抜
ヨーロッパ遠征レポート
(文・イクイップメントマネージャー プーマ 冨田大平)

<4月11日(土)大会2日目>
 本日は午前1試合・午後1試合の2試合が行われた。
 降り注ぐ太陽の光。気温27度
小春日和を通りすぎ、初夏の気候。
 観客の服装もタンクトップにショートパンツの夏モード。
 選手は戦闘モードにチェンジして試合に挑んだ。

結果は1試合 vs Grasshopper Zurich(グラスホッパー チューリッヒ/スイス)に1-2。
2試合 vs PSV Eindhoven(アイントフォーヘン/オランダ)も1-2。

 どちらも1-2の惜敗。
 25分ハーフの難しさを目の当たりにした結果となった。

 日本高校選抜はエンジンがかかるのが遅く、2試合とも、2点を先制され、終了間際に得点するパターン(3試合とも得点は香川西→川崎フロンターレの登里享平)。3試合を通して、もう少し早く得点できていれば、欲を言えば先制出来ていれば勝てていたかも知れない、と思わせる紙一重の戦いだった。
 スポーツの世界に『たられば』はないのは承知の上だが、非常に惜しい戦いであった。

 千葉・スイス合宿より満身創痍で戦う選手の姿を見て、何とか勝たせてあげたかった。

 現地の人には、11番・谷本泰基(阪南大←広島皆実)の評価が高かったものの、チーム全体の評価を聞いていると、『恐れている』『逃げている』等の声が多く聞かれ、技術の高さは認めつつも、相手のプレスに対し、焦ってしまいミスをしているシーンに観客は満足していなかった様に思う。

 だが、観客席からは現地の子供を中心に『こんにちわ~』と日本語での挨拶が浸透してきた。
 サインをねだられる選手も増えてきた。
 12日に行われる最後のドルトムンド戦では、日本のサッカーが浸透するような戦いを見せてくれる
事に期待したい。

 このデュッセルドルフは、日本企業の進出も盛んで、日本人が非常に多い街でもある。
 この日もスタンドには多くの日本人の応援があった。
 また、この遠征はその多くの日本人の方達に支えられている。
 その声援に応え、日本人ととしての誇りを旨に戦う事で、在独日本人の皆さんの誇りとなり恩返し出来る。
 最後にスタンドの応援の方達と一緒に喜びを分かち合いたい。

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