beacon

[ACL]G大阪4連勝で決勝トーナメント進出!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.21 ACLグループリーグF組 スリウィジャヤ0-3G大阪 パレンバン]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)第4節が21日各地で行われ、F組では首位のガンバ大阪が同組最下位のスリウィジャヤ(インドネシア)と敵地で対戦した。ガンバはJリーグ・モンテディオ山形戦から中三日の疲れをものともせず、前半からFWレアンドロ、MF佐々木勇人がゴール。後半には途中交代のチョ・ジェジンが3点目を決め勝利した。19:00から行われたFCソウル(韓国)と山東魯能(中国)が1-1で引き分けたため、ガンバはこの勝利により早くも決勝トーナメント進出を決めた。

 ACL3連勝のガンバはFWレアンドロと山崎雅人をトップに据えた4-4-2。一方スリウィジャヤは元カメルーン代表のFWクロード・パフェ・ジャムを前線に置いた(スタメン、布陣はコチラ)。

 前半は試合巧者のガンバがゲームを優位に進め、スリウィジャヤはボールを奪って素早くカウンターに転じる構図。前半2分、まずはガンバMF橋本英郎がPA左からファーストシュート。4分にもMF遠藤保仁の右CKのこぼれ球からDF安田理大がシュートを放った。
 一方、スリウィジャヤはカウンターから両サイドを使っては、個人技の高いFWジャムや36歳のキース・ジェローム・ガンブスに入れてくる。前半8分、左からの低空クロスに飛び込んだガンブスがGK松代直樹と競り合いになり、ガンバはあわや失点というピンチを迎えた。しかしガンブスはフィニッシュできず、ガンバは救われた。ガンバは細かいパスで相手を崩し何本もシュートを放ったが、最後の局面で精度を欠きゴールが遠い我慢の時間を過ごした。
 前年王者が目覚めたのは前半30分だった。攻撃参加したDF山口智が後方から前線のスペースにフィード。するとスルスルと抜けだしたレアンドロがGKの動きを見極め、冷静に右足シュートを流し込んだ。これでイケイケモードになったガンバは、前半ロスタイムに加点に成功。PA左のレアンドロがゴール目の前の山崎にパスを通すと、すかさずフィニッシュ。これは惜しくもゴールバーを叩いたが、この鋭い跳ね返りをMF佐々木勇人が思い切り蹴り返した。シュートは無人のゴールに突き刺さり、2-0で前半を終えた。

 後半に入るとガンバはレアンドロにかえFWチョ・ジェジンを投入。後半17分、チョに見せ場を作るべく安田が奮闘した。右サイドを突破すると、ゴール前フリーのチョにピンポイントのクロス。チョは右足ダイレクトボレーでゴールを強襲したが、枠右上を抜けた。果敢にオーバーラップしチャンスメイクしていた安田だったが、同20分にはクリアミスであわやオウンゴールという危ない場面を迎えた。しかし同30分、チョがダメ押しの3点目を叩き込む。佐々木が右サイドからドリブルで切れ込むとPA右の裏のスペースにラストパス。そこに走り込んだチョは右足で確実に流し込んだ。
 スリウィジャヤは選手を交代して攻勢を強めたが、運動量を落とさず組織的な守備でキッチリ対応するガンバを最後まで崩しきることは出来ず、試合終了の笛を聞いた。

 3-0で勝利したガンバは、これでACL4連勝。勝点12を積み上げ、4戦目にして早くも決勝トーナメント進出を手中におさめた。第5節は、勝点7で同組2位の山東魯能と敵地で対戦する。

(文 山口雄人)

▼関連リンク
ACL2009特設ページ

TOP