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[ACL]レアンドロ弾炸裂!ガンバもGL首位通過!!

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[5.6 ACL第5節 山東0-1G大阪 済南]

 6日、ACL第5節が行われ、グループFの首位・ガンバ大阪は敵地で山東魯能(中国)と対戦。勝利か引分けでグループリーグ首位通過が決まるガンバは、MF遠藤保仁が退場になりながらもFWレアンドロのACL8得点目のゴールにより1-0で競り勝ち、グループリーグの1位通過を決めた。一方、山東のグループリーグ通過は次節に持ちこされた。
 
 ガンバのファーストシュートは前半3分。FWチョ・ジェジンからラストパスを受けたPA左位置のFW山崎雅人がシュートを放つも枠左を抜けた。同12分には、ゴール前で山崎からチョ、DF下平匠を経由してACL得点ランキング1位(7点)のレアンドロがフィニッシュ。しかしこれはGK正面に飛んだ。ガンバは中盤でのパス回しが安定せず、激しく球際によせる山東にボールを奪われピンチを招く場面もあり、安定しない時間帯が続いた。

 前半16分、山東はMFワン・ヨンポのスルーパスからFWル・チェンがフィニッシュ。同22分には、PA左外でのFKからシュート性のクロスを蹴り込まれ、ガンバはヒヤリとさせられた。その後も山東はピッチを広く使ったパスワークで攻撃を組み立て、サイドからのクロスや後方からのパスでガンバ守備の裏のスペースを狙った。

 ガンバは持ち前のパスワークが鳴りを潜め、前年王者の迫力に欠けた。そんなガンバに悲劇が起きたのは前半ロスタイム。PA侵入を試みたMFクイ・ペンを止めるため後ろから身体を寄せたMF遠藤保仁が、この日2枚目のイエローカードを受け退場に。直後のFKではゴールを守ったものの、最悪の形で前半を終えた。

 後半に入ると、1人少ないガンバはチョにかえてDFパク・ドンヒョクを投入。前半右SBに入っていたMF橋本英郎のかわりにパクを置き、橋本を遠藤の抜けたボランチに置いた。これを機にガンバはレアンドロをトップに置いた4-4-1の布陣となった。

 後半14分、ACL得点王のレアンドロが状況を打破するゴールをあげた。橋本がPA左位置で左サイドからのパスを受けると、DF2人を引きつけて中のレアンドロにダイレクトパス。レアンドロは個人技でDF3人をかいくぐってフィニッシュ。ゴール右隅へ先制点を叩き込み、自身8得点目をマークした。同18分には右MF山崎をDF安田理大に交代。その後もFWルーカスにかえMF武井択也を投入した。

 このゲームに勝てばグループリーグ突破を手中におさめる山東は動きを止めず、残り15分で前がかりに猛攻を仕掛けてきた。しかし10人のガンバは高い集中力で守備をかため、最後まで1点を守り切り勝利。ガンバは攻守の軸である遠藤を欠きながらも、Jクラブとしては中国の地で初勝利。苦しいゲームとなったが前年王者の底力を見せつけグループリーグ首位突破を決めた。

(文 山口雄人)

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