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ポストに嫌われた山田直、「あんなに当てたことない」

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[5.16 J1第12節 浦和0-0G大阪 埼玉]

 再三の決定機をつくった浦和レッズの前に立ちはだかったのはG大阪の守備陣だけではなかった。ゴールポストに、クロスバーに弾かれること1回ずつ。ゴールの枠が、恨めしいほどにボールを吸い寄せた。

 MF山田直輝は前半36分、FWエジミウソンのスルーパスを受けて右足でシュートを打ったが、GKの手をかすめてゴールポストに弾かれた。後半19分にも右足のミドルシュートがクロスバーを直撃。「1試合で、あんなに当てたことはない。もっとコースを狙わないと」と反省したが、運にも見放された。

 後半18分には遅延行為で警告を受け、累積警告で次節24日の大宮戦が出場停止となった。フィンケ監督が「(山田直の)出場停止は残念」と話すなど、もはやチームに欠かせない存在になりつつある。それでも18歳の若武者は「いつもレッズのひとりの選手として戦っているだけ。みんながレッズの中心だと思っている」と初々しい表情で話していた。

<写真>浦和MF山田直(34番)
(取材・文 西山紘平)

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