[5.16 J1第12節 川崎F 2-0 磐田 等々力]

　6位・川崎フロンターレと9位のジュビロ磐田との一戦はFWジュニーニョとFW鄭大世のゴールにより、川崎Fが2-0で勝った。以下、試合後の選手コメント

<川崎F>
●FWジュニーニョ
「こんなたくさんの人の前でゴールできてうれしい。(クロスで)DFの前に入ればゴールできると思った。いつもはファーサイドでボールを待つようにしているけど、今日のDFはボールを待っているように見えたので前に入った。勝利のためにゴールを必要とされているところだったので、いいタイミングでゴールできてよかった」
―貴重なゴールだったが?
「大事なのは自分が決めることではなく、チームが勝つこと。ホームで勝利できたことがうれしい」

●MF中村憲剛
「守備のところで我慢できるようになってきている。もっともっと良くしていきたい。こういう試合に勝ったことは大きい」

●DF伊藤宏樹
「(骨折している)手はぶつけた時に一度だけ痛かったけど、あとは痛みなかった。前半から相手にもチャンスあったし、我慢比べだった。けが人がいて逆にみんな守る意識があった。みんなで守ったゼロ。こういう試合でこういう(けが人がいる)チーム状態で勝ったことは自信になる」
―守備面で意識したことは?
「1対1にさせないように組織で守ることを徹底した。CBが無理にボールを取りに行かず、(ボランチと)挟み込んで守ることを意識した」

●GK川島永嗣
「浦和戦もそうだったけど、残り時間をゼロで終わりたかった。チームとして前を向いてシュートさせないような守備ができた。浦和戦の最後のように、最後のところでやらせないという意識出せた。それが今日の結果につながった」
―今季初の無失点だが?
「今年無失点はなかったけど失点は多くなかった。大事なのはこれから続けていくこと。気持ちを切り替えて無失点を目指す」

●FW鄭大世
「(後半ロスタイムまで)ゴールを決められなかったけど、自分のプレーは安定していたと思う。勝ててうれしい。調子が良かっただけに(0-0の場面で)自分が決勝点を決めたかった。それが出来なかったことは悔しい。今日は守備が良く頑張ってくれた。大きな大きな勝ち点3だと思う。絶対に次につながる」
―ゴールシーンは?
「(1対1を)落ち着いて外して(止められて、こぼれ球を)落ち着いて決めました(笑)」
―韓国代表のイ・グノ選手との対決の意識は?
「昨日電話で本気出すなと(互いに)言っていた。試合前にも。ただ、(ライバル)意識はない。オレはアイツを認めている。アイツはもっと上にいくレベルだと思っている」
―中2日でACLがあるが?
「90分出た後はしんどいけど、気持ちで乗り越えないといけない」

●MF木村祐志
―途中出場だったが、どのような指示を受けたか?
「山(岸)さんと代わって、同じポジションに入った。中盤が向こうのボランチに行けていなかったから、コースを消したり、向こうのボランチを抑えながら走り回った」
―ゴールがオフサイドで取り消されたが?
「入ったんで(ゴールと思った)。オフサイドか(帰宅してから)見てみます」
―Jリーグ初出場だったが?
「そこまで緊張せずに入れた。ホームで出られたことはうれしかった。結果出してやろうと思ったけど。でも勝てたんでよかった」

<磐田>
●GK川口能活
「フロンターレの方がよかった。(磐田の守備は)バランス崩れるところあったけど、点取られるまではある程度攻められても守ることができていた。ただ、(集中力を欠いたプレーで失った)2失点目はいただけない。ああいうプレーはやってはいけない」

●MFジウシーニョ
「(敗れたが)今日は悪くなかったと思う。チャンスもつくれた。しっかり決めることが大事。内容は悪くないと思うので、切り替えて次に臨みたい」

●MF山本康裕
「押し上げても(前線で)ボールが収まらなかった。こういう展開はある。自分たちで修正していかなければならない。攻撃では(イ・)グノと(前田)遼一さんが抑えられた時にどうするか。守備は1対1で負けたらダメ。1人1人が厳しくやっていかないといけない」

●FWイ・グノ
「大変残念でした。やれることはやったけど。これから課題を研究してやっていきたい」
―決定的なヘディングシュートもあったが?
「GKもよく防いだと思う。もう少し強くヘディングシュートを打っていれば」
―マークが厳しくなっているが?
「それでもやれる試合だったと思うし、勝てる試合だった。チームが負けたことが残念」

(取材・文　吉田太郎)