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日本vsチリ 選手採点

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[5.27 キリン杯 日本4-0チリ 長居]

 日本代表は27日、キリン杯第1戦でチリ代表と対戦。前半20、24分とFW岡崎慎司(清水)が立て続けにゴールを奪うと、後半7分にDF阿部勇樹、同ロスタイムにMF本田圭佑が代表初ゴールとなる追加点を決め、4-0で快勝した。
以下、選手採点

GK
1 楢崎正剛(名古屋)
6.0 相手に押し込まれる時間もあったが、集中力を切らさず。チームとして決定的なシュートは許さず、セットプレーでも体を張ったパンチングでピンチを逃れた。

DF
3 駒野友一(磐田)
4.5 対面のFWボセジュールに個の能力の差を見せつけられ、再三ピンチを招いた。攻撃でも何度か本田の空けたスペースにオーバーラップする場面はあったが、クロスの精度を欠いた。

22 中澤佑二(横浜FM)
6.0 4バックの連係不足か、ゴール前で相手FWをフリーにさせる場面もあり、安定感を欠いた。守備から攻撃への切り替えは速く、2点目には速攻のチャンスに自ら相手陣内まで駆け上がり、岡崎のゴールをアシストした。

2 阿部勇樹(浦和)
6.0 両サイドを崩されていたこともあるが、相手FWにスペースへの進入を許す場面も多く、センターバックとしては不安定な面ものぞかせた。攻撃では空中戦の強さを発揮し、CKから1得点。

20 今野泰幸(F東京)
5.5 対面のFWオレジャナとの1対1に苦戦。背後のスペースを取られてピンチを招くシーンも。機を見た攻撃参加は効果的だった。

5 山口智(G大阪)
 後半33分から途中出場。出場時間が短いため採点なし。

MF
7 遠藤保仁(G大阪)
5.5 中盤でパスをさばき、チームにリズムを生んだ。守備の意識も高く、連動したプレスで相手を囲い込み、ボールを奪った。決定的な仕事はできず、後半16分に交代。

17 長谷部誠(ボルフスブルク)
6.0 守備でも体を張ってボールを奪取し、攻撃に転じたときも正確なフィードやオーバーラップが目立ったが、後半はさすがに運動量が落ちた。

14 中村憲剛(川崎F)
6.5 トップ下で先発し、豊富な運動量で高い位置から果敢にプレスを仕掛け、守備で貢献。攻撃時は下がり気味のプレーが多かったが、正確なフィードで先制点を演出した。後半19分の1対1は決めてほしかった。

9 岡崎慎司(清水)
7.5 左サイドで先発したが、ポジションにとらわれない動きで相手を翻弄。特にDFラインの裏のスペースへの意識が高く、効果的な飛び出しで何度もボールを引き出した。2得点と決定力も発揮。

19 本田圭佑(VVV)
7.0 右サイドで先発し、中に切れ込むドリブルでチャンスを演出。持ち過ぎなところもあったが、力強いドリブルからのボールキープは味方に押し上げの時間をつくった。後半ロスタイムには代表初ゴールをマーク。

24 山田直輝(浦和)
6.5 前半39分から途中出場。左サイドに入り、豊富な運動量でピッチを駆けた。最初はミスも多かったが、徐々に落ち着きを取り戻し、プレッシャーの中でもしっかりボールをキープ。後半ロスタイムには冷静に本田のゴールをアシスト。

27 橋本英郎(G大阪)
6.0 後半16分から途中出場。劣勢の時間帯での投入だったが、守備のバランスを取り、簡単にパスをさばいてチームに落ち着きを与えた。

25 香川真司(C大阪)
 後半38分から途中出場。出場時間が短いため採点なし。

FW
11 玉田圭司(名古屋)
5.0 右足首痛の影響かプレーに精彩を欠いた。ボールもキープできず、単純なミスも目立ち、前半39分に交代。

12 矢野貴章(新潟)
6.0 後半26分から途中出場。前線での体を張ったポストプレーや空中戦で強さを見せるなど持ち味は発揮。

(取材・文 西山紘平)

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