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1年ぶりCBで2年ぶりゴール、阿部が攻守に貢献

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[5.27 キリン杯 日本4-0チリ 長居]

 日本代表阿部勇樹(浦和)が昨年11月13日のシリア戦(3-1)以来、7試合ぶりに先発出場した。センターバックでの出場は昨年2月6日のタイ戦(4-1)以来。本人も「いつ以来か思い出せない」と話したほどだったが、急造4バックを支え、完封勝利に貢献した。

 DF田中マルクス闘莉王が左太腿痛で不在。これまでバックアップを務めてきたDF寺田周平も負傷離脱中という手薄なポジションを埋めた。「センターバック自体が久々だったので、(中澤)佑二くんとの距離感を大事にして、ラインを合わせようとした。時間が経つにつれて徐々に距離感とかラインの駆け引きもよくなったと思う」。

 後半7分にはMF遠藤保仁の右CKにニアサイドに飛び込み、打点の高いヘディングをゴールネットに突き刺した。代表でのゴールは07年7月25日のアジア杯・サウジアラビア戦以来、実に672日ぶり。「ヤットさん(遠藤)をJリーグで見ていて、あそこらへんに来るかなと。ボールがすごい良くて当てるだけだった」と謙虚に喜んでいた。

<写真>日本DF阿部
(取材・文 西山紘平)

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