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1年ぶり先発の今野が長友の穴埋める

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[5.27 キリン杯 日本4-0チリ 長居]

 虫垂炎の疑いで一時離脱したDF長友佑都(F東京)に代わり、左サイドバックに入ったのはDF今野泰幸(F東京)だった。代表戦の先発出場は昨年5月24日のコートジボワール戦(1-0)以来、1年ぶり。果敢にサイドから仕掛けてくる相手に前半は後手を踏んだが、徐々に安定感を取り戻し、後半には効果的なオーバーラップも見せた。

 「試合に入るまでに時間がかかったし、前半はミスも多かった。チームは勝ったけど、個人的に手応えがあったかどうかは分からない」と納得いかない様子だったが、岡田武史監督は「今野にしても、(センターバックで起用した)阿部にしても、本当に素晴らしいプレーをしてくれた」と及第点を与えた。

 長友は今後、クラブで精密検査を受ける予定で、手術を受けることになれば長期離脱は避けられない。岡田ジャパンの“アキレス腱”になりかねない左サイドバックで今野に起用のメドが立ったことは、6月のW杯アジア最終予選3連戦に向けて貴重な収穫になったのは間違いない。

<写真>日本DF今野
(取材・文 西山紘平)

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