[高校サッカー・近畿まほろば総体]

　怒涛の3分間3発で遠野10年ぶり全国総体出場――。平成21年度全国高校総体サッカー競技(2009近畿まほろば総体、奈良)岩手県大会決勝が8日、盛岡南公園球技場で行われ、盛岡商と遠野の名門校同士が激突。遠野が4-3で勝ち、10年ぶり17回目の全国総体出場を決めた。

　岩手日報によると遠野は前半10分、FW赤塚京介のポストプレーからMF村上涼亮が先制ゴール。11分には中央突破した村上からのパスを受けた快足FW高橋明日翔が強烈なシュートを決め、2点目を奪った。さらに12分にも赤塚がゴールを決めて、3分間の3ゴールで3点リード。3-2となって迎えた後半終了間際にはMF山本恭平がダメ押しゴールを決め、粘る盛岡商を振り切った。MF吉田吏玖主将は「一丸となって力を出せた」と喜んだという。

【岩手】
[決勝]
遠野 4-3 盛岡商
※遠野は10年ぶり17回目の全国総体出場

[遠野の県大会成績]
9○0 宮古
4○0 盛岡四
2○0 江南義塾
3○0 盛岡市立
4○3 盛岡商

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(文　吉田太郎)