beacon

ブルーノ・メッツ カタール代表監督会見要旨

このエントリーをはてなブックマークに追加

いつもはヨーロッパの不良中年スタイルのメッツ親分ですがなぜか本日はニッポンのヤンキーのようなジャージーないでたち。

「チームは一言でいえばエクセレント! いい顔してましたよみんな。チャンスをたくさん作った。日本にもチャンスを作られたけど、あれだけチャンスを作ったということは、日本に勝ってもおかしくなかった。私はこの若いチームを誇りに思いますよ。プレーの質・モーチべーション・メンタルすべてにおいて良い戦いをしたと思います。1年半後に行われるアジアカップには期待できますよ。なんたってワールドカップに4大会連続出場のビッグジャパンをおびやかしたんだから。

(本日の試合そしてウズベキスタン戦。気になるのは審判のアンフェアな笛だ。JFAはピッチの戦いの前にピッチの外の戦いに負けていると思う。あきらかに我が国はレフェリーを今コントロールができていない。なぜか? AFCの会長選挙に日本が推薦していた候補が負けたことが遠因という説がある。確証はないにせよ我が国のサッカーの外交や交渉やAFCへの影響力に問題があることだけは確かだろう。このままの状態ではアジアカップにせよワールドカップ予選にせよFIFAの理事戦にせよ非常に困難な事態が次から次へとおこる前兆として考えるべき危機だ。カタールで行われるアジアカップに日本が惨敗をする予感をさせる試合だった)

試合がはじまってすぐに先制されたことで非常に難しい試合となった。にもかかわらずオリンピックと同じ(U-23)18歳 19歳 20歳がいっぱいの若いカタールチームは攻撃的に心臓部である中盤の選手はしっかりと日本にプレスをかけて経験のない選手にしてはこうしたアウェーでの大一番によくぞという戦いをした。アジアカップ1年半後にむけてしっかりと戦っていきたい。いままでもイラン・サウジ・ウズべキスタン・日本・・・しっかりとした手ごたえのある試合をしてきたしこれからもあと1年半あるんだから期待できますよ。日本チームはテクニカルに非常に高度なチーム。ただし、だからといって本大会でベスト4になるとはいえない。相手が様々にしかけてきたときに日本チームにはどっちの方向にサッカーをすすめればいいのかという方向性を見失う傾向がある。そんなことではやはりベスト4にはなれない。どんな強い相手にもしっかりと自分を見失なわない戦いができなくてはね。でもこんな私の予想を裏切って大活躍してくれることを祈ります」

<写真>カタールのメツ監督
(取材・文 戸塚隆)

TOP