体調不良のDF中澤佑二の代役はDF山口智(G大阪)が務めることになりそうだ。15日の練習でもDF内田篤人、DF田中マルクス闘莉王、DF長友佑都とともに主力組の4バックを形成。長身選手のそろうオーストラリアに対し、クロスボールと、そのこぼれ球への対応を繰り返し確認した。

　A組首位の座を懸けたオーストラリアとの大一番が国際Aマッチ初先発。5月27日のチリ戦、同31日のベルギー戦に途中出場しているが、センターバックを組んだのはともに中澤で、闘莉王とのコンビは初めてになる。「僕が合わせれば問題ないし、出たらいいプレーをしたいと思っている。(中澤の穴は)みんなで埋めないといけないし、今回は海外組とかもいないけど、できるメンバーでしっかりやらないといけない」と意気込んだ。

　ともにW杯出場を決めている消化試合とはいえ、アジアサッカー連盟(AFC)加入後初のW杯予選となったオーストラリアを無敗、無失点のまま終わらせるわけにはいかない。アジアの盟主の座に懸けて必ず勝ち点3を奪う。「うちらが首位で終えることが大事。受けて立つことがないようにしたい」と力を込めていた。

<写真>国際Aマッチ初先発が濃厚になったDF山口智

(取材・文　西山紘平)