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今野が“本職”のボランチで1年ぶりの先発へ

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メルボルン合宿第3日目に行われた守備陣のフォーメーション練習で今野泰幸(FC東京)が橋本英郎(ガンバ大阪)と組んでダブルボランチの一角に入った。オーストラリア戦で今野がボランチで先発出場すれば昨年5月24日のキリンカップ・コートジボワール戦以来のことになる。

「ボランチはチームでそんなにやっていないから久しぶりになる」と本人が言うように、所属のFC東京ではセンターバックが中心のほか、サイドバックで出場することも多かった。

その流れから、先月のキリンカップ・チリ戦で先発した際のポジションは左サイドバック。不慣れな状態ながらも守備では安定した力を見せ、機を見て攻撃にも参加するなど、まずまずのアピールを見せた。

今回はダブルボランチの遠藤保仁と長谷部誠が不在。さらに阿部勇樹が10日のカタール戦で持ち味を発揮できなかったことで巡ってきたチャンスと言える。

「出る機会があれば、日本のため、自分のため、一生懸命やりたい。こういうアウエーの雰囲気の中で日本の良さを出してチャレンジしていきたい」と意欲を見せた今野。昨年のコートジボワール戦では前半21分の玉田圭司のゴールを生み出す一連のパスワークに関わっており、今回もスムーズな連係が期待される。

<写真>ボランチでの先発出場が濃厚になった今野泰幸

(取材・文・矢内由美子)

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