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[コンフェデ]世界王者イタリア、エジプトに敗れる!

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 18日、コンフェデレーションズカップのグループBエジプト対イタリアの一戦が行われた。前節でブラジルを最後の最後まで苦しめたエジプト対06年W杯優勝の世界王者イタリアとの一戦は、エジプトが前半にあげた1点を守り1-0で勝利。FIFAランキング40位のエジプトが同4位のイタリアから大金星を挙げた。

 エジプトは前節と同じくモハメド・ジダンをワントップ、その下にモハメド・アブトレイカを含めた中盤4人、最終ラインはこの日もスイーパーを置いて5-4-1で臨んだ。
 一方、キャプテンのDFカンナバーロが復帰したイタリアのスタメンは以下の通り。
DFジャンルイジ・ブッフォン
DF(右から)ジャンルカ・ザンブロッタファビオ・カンナバーロジョルジョ・キエッリーニ、ファビオ・グロッソ
MFアンカーにダニエレ・デ・ロッシ、右ジェンナーロ・ガットゥーゾ、左アンドレア・ピルロ
FW(右から)ファビオ・クアリャレッラビンチェンツォ・イアクインタジュゼッペ・ロッシ

 前節でブラジル相手に一時は3-3の同点にまで持ち込んだエジプトは、試合序盤から攻め込む時間を作っていく。両者決め手を欠きながら時計が進んでいったが、前半終盤となった40分、右CKにMFホモスがヘッドで合わせて、エジプトがついに先制する。

 後半、世界王者のプライドにかけて負けられないイタリアが一方的な波状攻撃を見せる。しかしエジプトGKエッサム・エル・ハダリが好セーブを連発。
 後半8分、ややオフサイド気味ながら後方からのロングボールにイアクインタがワントラップからシュートを放つもGKエル・ハダリがセーブ。同16分、ピルロの直接FKはゴール右わずかに外れる。同22分には右クロスに対してニアに途中出場のルカ・トニ、ファーにイアクインタが飛び込むがどちらもボールに触れない。同28分にはPA内左からの折り返しに途中出場リカルド・モントリーボが合わせるが、これもGKエル・ハダリがはじき出す。同33分、モントリーボの右クロスにイアクインタが合わせてシュートを放つが、これもGKエル・ハダリがキャッチ。イタリアはエジプトの3倍に当たる15本ものシュートを放っていったが、「カテナチオ」のお株を奪う堅守に遭い、ネットを揺らすことができない。

 そして後半ロスタイムは5分。エジプトにとっては長いロスタイムとなったが、CK時にはGKブッフォンまでが参加したこの間のイタリアの猛攻も最後まで実らず。虎の子の1点を守りきったエジプトは、イタリア国内で「もっとも美しい」と言われる1-0のスコアで世界王者から大金星をあげた。

 これでイタリア、エジプトはともに1勝1敗。準決勝進出をかけて、イタリアはブラジルと、エジプトはアメリカと対戦する。

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