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[高校MOM_22]桐蔭学園FW清水太希(3年)_全国決める2発

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]

[高校サッカー・近畿まほろば総体]

[6.27 全国高校総体神奈川県大会準決勝 桐蔭学園 2-1 厚木北 平塚]

 閉ざされていた全国の扉をこじ開けたのは、全国を知らない3年生FW清水太希の2発だった。「全国大会に出るために桐蔭学園に入ったけど、2年間実力あるチームだったのに、全国には行けなかった。今日は試合前に先輩たちの分も絶対に勝とうとみんなで話をしました」。
 過去の数々の悔しさを経験して、この一戦に挑んだ。先制される苦しい展開だったが、「先制されても時間があったので、やれば出来ると思っていた」と、下を向くことなく、ゴールだけ見つめてプレーし続けた。その姿勢が後半7分の同点弾、28分の決勝弾に結びついた。
 「狙っていたゴール。サッカーをやってきて今日が一番嬉しい」と試合後、満面の笑みで語った彼。苦しんできたからこそ、生まれる心からの笑顔。この笑顔が奈良の地でも見られるのか。今から楽しみだ。

(取材・文 安藤隆人)

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