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川島好守で6連勝、川崎Fが2位浮上

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[7.1 J1第10節 川崎F 1-0 G大阪 等々力]

 この日の試合前にJ1通算100試合出場の記念セレモニーに臨んだ川崎フロンターレの日本代表GK川島永嗣が、後半8分にガンバ大阪の日本代表MF遠藤保仁のPKを右に跳んでストップ。再三押し込まれたチームの防波堤となり、勝ち点3をもたらした。

 「ヤットさん(遠藤)はうまいので、最後までしっかりとボールを見ること。考えすぎると反応が遅くなるので体だけ動かそうと思っていた」と川島。日本代表合宿中は遠藤のPK練習のパートナーを務めることもある。その経験が大一番で勝敗を分けるカギとなった。

 チームにとっては難敵を倒す貴重な勝利となったが、首位・鹿島が名古屋に3-0で勝ったことで勝ち点差は依然8。負けていれば勝ち点差が大きく開くことは阻止したが、まだそれだけだ。5日にホームで行われる鹿島との直接対決で勝たなければ意味がない。3試合連続完封中の守護神は「鹿島はいい形で勝ち点を重ねているけど、ボクたちが止められるようにしたい」と言葉に力を込めた。
 1-0勝利でチームは連勝を6へ伸ばし2位へ浮上。鹿島の独走は好調・川崎Fが許さない。
 
<写真>PKを止めたGK川島にチームメイトが駆け寄る
(取材・文 吉田太郎)

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