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マリノスまたしても鬼門破れず、大宮とドロー

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[7.4 J1第16節 大宮0-0横浜FM NACK]

 リーグ11位の横浜F・マリノスが相性の悪い大宮アルディージャ相手に、またしても勝利ならず。"鬼門"を打ち破る事は出来ず、スコアレスドローで第16節を終えた。6月7日のナビスコ杯では大宮に3-1と勝利しながらも、リーグ戦では通算0勝4分5敗と大きく負け越す格好となった。

 試合後、FW山瀬功治はチームの戦う形は良くなっているとは言いながらも、現在の課題を口にした。「今までうちはカウンターからの攻撃で点をとることが多かった。でもボールを支配しながらの展開で点がとれない」。90分間のシュート数は6対14と大宮の2倍以上。チャンスも多かった。決定的なシュートも含め山瀬は4本、FW渡邉千真も3本を放った。しかし最後まで決めきれず、痛恨のドロー。MF兵藤慎剛は「今日は点をとりたい気持ちが強すぎて、攻撃陣が前へ前へ行きすぎて流動的な動きが少なかった。0-0でも焦らずにペースを守れるようにしたい」と反省気味。

 リーグ折り返し地点の第17節までに「勝率5割」を目指してきた木村浩吉監督だが、16節を終えて5勝5分6敗。次の相手はモンテディオ山形だ。「今日は攻撃ゾーンでの工夫が足りなかった。(相手の攻撃は)怖くなかっただけに、もっと無理をしないといけない」。次こそ勝利して、リーグ後半戦に入りたい。

(取材・文 山口雄人)

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