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[JOMO杯]オリヴェイラ監督の記者会見要旨

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 8月8日に韓国・仁川で開催されるJOMO杯2009の出場選手発表記者会見が6日、都内で開かれ、2年連続でJ-ALLSTARSの監督を務める鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督がJ-ALLSTARSの選手18人を発表した。
以下、オリヴェイラ監督の記者会見要旨

オズワルド・オリヴェイラ監督
「2年連続でJリーグを代表するチームの監督としてこうした大会に臨めることを大変名誉に思っている。昨年、思わしい結果が出ない中でまた選んでもらった。その信頼、期待に応えて、威信をかけて戦いたい。重みと責任ある大会で、こうしたライバル国同士の試合が開催されることは他に聞いたことがない。とても意義深い大会で、両国のサッカーの発展につながり、来年のW杯でもそれぞれの国が大きな成果を出せると確信している」

―メンバー選考のポイントは?
「一番は個人の能力。そして経験。また、短い時間でチームづくりをしなければならないということで、鹿島の選手が多いと思われるかもしれないが、うちのチームのヒントは結束と団結。彼らがそれを周りの選手に伝えることができる。チームが結束し、団結して臨むことが大事。鹿島の選手が多いのにはそうした理由もある。外国人枠3人、アジア枠1人を使う選択もあるということで、外国人選手をバランスよく入れるようにした。土台は日本人。そこで足りないところに外国人選手を入れた」

―去年の大会でも監督を務めてJリーグとKリーグのレベルの違いはどう思うか?
「JリーグもKリーグもそんなに差はない。それぞれの国の独特な文化やサッカーはあるが、オールスターということで、それぞれの国のトップの選手が集まり、そこに外国人選手も加わり、さらに質の高いサッカーを見せられると思う。ACLを含めて、JリーグとKリーグのクラブはいい結果を残している。そういう経験が代表にも生かされていると思うし、この大会も選手にとってひとつの経験になる。それぞれの国のサッカーの発展につながるはずだし、先ほども言ったが、ライバル同士が試合を開くのはめずらしいことで、意味のある試合なので、こうした試合をやり続けることで両国の力を高めることができると思う」

―経験を重視したということだが、ジウトン、山田という若い選手を選んだのは?
「ジウトンについては、左サイドバックは日本人の中で足りないポジション。目立った選手がいなくて、外国人を選ばざるを得なかった。新潟の現在の順位には彼の貢献も大きい。韓国の選手は身長も高いので、セットプレーや高さへの対策も考えた。
 チームにはベテランだけでなく、若さゆえの勢いや元気も必要。ヤマダは日本の新星。将来の日本を代表する選手になる。日本代表にも呼ばれて、試合に出て結果を出しているし、浦和でも素晴らしいパフォーマンスを見せている。攻撃的なポジションの選手で、攻撃面ばかりが見られがちだが、守備になったときのポジショニングもいい。今後、重要な選手になっていくと思う。各クラブを代表する選手と触れ合い、こうした意味深い大会に参加することで、彼自身も何か得られるものがあると思う」

(取材・文 西山紘平)

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