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[日本クラブユース選手権]サイド決戦を制し横浜FMユースが好発進

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[7.25 日本クラブユース選手権GL第1節 横浜FMユース3-1名古屋U18 Jヴィレッジ]

 第33回日本クラブユース選手権(U-18)が25日、福島県のJヴィレッジで開幕。グループリーグ12試合が行われた。グループAの横浜F・マリノスユース(関東5)対名古屋グランパスU18(東海3)は横浜FMユースが3-1で快勝。9年ぶりの優勝へ向けて好発進した。

 「サイドバックがいかに攻撃に絡めるかが鍵」。松橋力蔵監督がかねて語っていたように、横浜FMユースは前半から左SBの岡直樹が高い位置に張り出し、左SHの関原凌河と絡んで仕掛けてきた。名古屋U18も真っ向から打ち合い、右SBの岩田修平、右SHの金編勇佑、さらにFW小幡元輝も絡んで、岡の裏のスペースを果敢に突いて応戦した。

 序盤は名古屋がこの対決を優位に進めたが、前がかりになった一瞬の隙を横浜FMのMF天野純に突かれた。前半28分、天野は中盤のこぼれ球を拾うと、前に出ていたGK三浦天悟のポジショニングを良く見て、狙いすましたロングループシュート。これがゴールに吸い込まれ、横浜FMが先制に成功した。さらに5分後の33分にも天野のCKを関原がヘッドで合わせ、リードを2点に広げた。

反撃に転じたい名古屋は後半19分に金編に代えてFW高原幹を投入。FW起用したエースの矢田旭をいつもの左サイドに戻し、攻撃の起点をサイドに作った。しかし、直後の後半21分、岡に左サイドを破られると、ラストパスをMF小野悠斗に決められ、3点差。後半26分にMF三浦俊希に代えて長身FW大西勇輝を投入してパワープレーに出ると、同30分に矢田がPKを決めて1点を返すが、時すでに遅し。横浜FMが初戦を白星で飾った。

(取材・文 安藤隆人)

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