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[高校MOM_39]湘南ユースMF磯村朋宏(2年)

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.28 日本クラブユース選手権GL最終節 横河武蔵野FCユース0-2湘南ユース Jヴィレッジ]

 MF磯村朋宏の投入により、攻めあぐねていた湘南ユースのリズムは明らかに変わった。トップ下の一角に入ると、抜群のキープ力と正確なキックで攻撃のタクトを振るい、攻撃を活性化。後半11分に右CKから貴重な決勝弾をヘッドで叩き込み、自ら勝利を手繰り寄せた。

 本来はボランチの選手だが、今はトップ下で起用されている。「彼はパサーだけど、今は前線への飛び出しをテーマにして起用している。いいキックを持っているが、今まではハードワークが出来ていなかった。なのでトップ下で使うことで、前への意識を促している」と浅野哲也監督が語るように、彼の持つ武器をより生かすために攻撃の意識を強めようというのがその狙いだ。

 この指揮官の意図に見事に呼応した決勝ゴールは、本人だけでなく、チームにとっても非常に大きな意義があった。監督の狙いが的中しているということは、チームがうまくいっている証拠。チームの調子のバロメーターとして、今後も磯村のプレーには大きな期待が集まっていく。

<写真>途中出場で流れを変え、自ら決勝点も決めた湘南ユースのMF磯村朋宏

(取材・文 安藤隆人)

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