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[高校MOM_49]立正大淞南MF川上遼聖(3年)_“カミソリドリブル”で脅威に

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.3 全国高校総体2回戦 宮城県工 1-2 立正大淞南 大淀町平畑運動公園サッカー場]

 思うようなプレーが出来なかった1回戦のうっぷんを晴らすかのように、左サイドで躍動した。「芝の状態が自分に合ってきた。ボールタッチも昨日に比べてスムーズにいって、良かったのでやりやすかった」。
 ピッチ上で華麗なステップを踏み、一瞬にしてトップスピードに乗って相手をえぐっていく『カミソリドリブル』は、宮城県工の狙いをそらし、チームに流れを持ち込んだ。ボールを持つと、迷いなく仕掛けていくMF川上遼聖。「インターハイはとにかく最初から仕掛けることを意識しています。夏に飛ばしておけば、冬はもっと動けるようになりますから」。

 彼はすでにこれからを見つめている。今、この大会を通じて、体力的にも精神的にも自分を追い込み、そこから何が出来るのか、どう1試合を通じていいパフォーマンスが出来るようになるか考えている。「今日はシュートを1本も打っていないし、後半は良くなかった。もっとシュートを打たないといけないし、後半ももっといいプレーを出来るようにならないといけない」。反省を胸に、今大会の最大の難関といえる大津戦に向けて、その牙を研いでいる。

(取材・文 安藤隆人)
09全国高校総体特集

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