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U-18日本代表が静岡ユースから6発奪取

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[8.22 SBSカップ2009国際ユースサッカー大会第1日 U-18日本代表 6-1 静岡ユース 草薙陸]

 SBSカップ2009国際ユースサッカー大会が22日、静岡県の草薙陸上競技場で開幕。U-18日本代表はFW重松健太郎(F東京U-18)の先制ゴールなどにより、静岡ユース(静岡県高校選抜)を6-1で下した。なお、もう1試合はU-18メキシコ代表が0-0からのPK戦の末、U-18フランス代表を4-2で破っている。

 静岡ユースの誤算は開始早々にやってきた。「今日は静岡学園と磐田ユースの連合軍。学園がやっている3トップとトップ下の形をそのままが使ったが、磐田ユースの4-4-2の布陣とそれが噛み合わなかった」と間渕明憲監督が語ったように、静岡ユースは前線に左から和田直己森田隆廣戸高弘貴の3トップ、トップ下に深澤大地と、静岡学園の選手を並べ、反対に中盤以降は、GK大杉崇仁、左SBの小川大貴、CB永井鷹也、ボランチに上村岬と、4バックとダブルボランチの大半を磐田ユースの選手が占めた。

 だが、攻守のバランスが噛み合わない静岡ユースはU-18日本代表の2列目の動きに対応しきれず、立ち上がりから後手に回った。U-18日本代表は27分に、FW永井龍(C大阪U-18)がGKと1対1になり、シュート。一度はGK大杉に阻まれるが、こぼれを重松が決めて先制する。さらに、38分にはDF阿部巧(F東京U-18)の右からのセンタリングを、中央でMF清武功暉(福岡大)がフリーで合わし、リードを2点とした。

 静岡ユースは劣勢から脱却すべく、4-4-2にシフトチェンジしたが、後半開始早々にU-18日本代表の永井に決められると、20分には途中出場のFW鍋田亜人夢(清水ユース)が1点を返すが、直後の21分にU-18日本代表MF山崎直之(F東京U-18)に決められ、1-4と試合を決定付けられる。
 攻め手を緩めないU-18日本代表は26分にもFW住田貴彦(大分)のセンタリングを、MF古田寛幸(札幌U-18)が見事なダイレクトシュートを突き刺し、交代出場の2人が結果を残すと、試合終了間際にも住田が決めて、ゴールラッシュの幕を閉じた。

<写真>ドリブル突破を図るU-18日本代表MF六平
(取材・文 安藤隆人)

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