beacon

川崎Fvs横浜FM 試合後の選手コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.2 ナビスコ杯準決勝第1戦 川崎F 2-0 横浜FM 等々力]

 Jリーグヤマザキナビスコカップは2日、準決勝第1戦を行い、川崎市の等々力競技場では川崎フロンターレと横浜F・マリノスが激突。川崎Fが2-0で勝ち、決勝進出へ大きく前進した。準決勝第2戦は6日に行われる。以下、試合後の選手コメント

<川崎F>
●FW鄭大世
―代表選手がいなかったが?
「あのふたりが抜けた大きさは周知の事実。自分たちはリキ(杉山)や養父と新しく入った選手をサポートしようという気持ちが大きかった。きょうはリキを助けようという気持ちでチームがひとつになれた」
―ゴールについては?
「狙っていた。なんとなく足を伸ばしたけど、よかった。今まではしんどくて最後動ききれない場面があった。今日はその部分、最後のところを詰めていこうと思っていた。きょうはカップ戦。1点はでかい」
―スケジュールは厳しいが?
「結局は気持ち。気持ちをしっかり持てれば大丈夫」

●DF伊藤宏樹
―初出場の杉山の評価については?
「練習から自信持ってやっていた。やれると思っていた。ミドルシュートもいいポジションでとめていた」
―日本代表組が不在の中での勝利だったが?
「リーグ戦でも(中村)憲剛いない試合ある。代わりに誰が出ても、いろいろな形ができるようになっている」

●GK杉山力裕
「しっかりとプレーして勝つことが目標だった」
―試合終了後、涙を流していたようだが?
「(プロ入りからの)4年間一度も試合に出ていなかった。勝ててよかった。今まで支えてくれた人々やサポーターのことを考えたら涙が出た」
―これまでの4年間、出られない状況だったが?
「自分の中で葛藤があったりして。でもきょうの試合は自分の人生にとっても、チームにとっても大きかった。勝つことができてよかった。普段通りできたと思う」
―試合前、チームメイトからはどんな言葉を?
「DFのみんなが、『自分の思っているように思い切りプレーしろ。もし弾いてもセカンド(ボールを)弾いてやる』、と言ってくれていた。だから自分のプレーをすることだけを心がけていた」
―緊張は?
「自分に対するプレッシャーがあることは分かっていた。緊張するもんだと覚悟していた。気持ちに余裕をもってやることを意識した。ウォームアップの時、サポーターが『オマエの力を見せてやれ』と横断幕を掲げてくれていた。自分の気持ちを鼓舞させるメッセージだった」
―第2戦へ向けては?
「きょうは勝ったけど、きょうはこれで終わり。まだ折り返し。次も限りなくゼロで抑えられるように、チームが点を取って勝てるように頑張る」


<横浜FM>
●FW山瀬功治
「1点返したいという気持ちが強かったと思うし、点を取れそうな形もあって、悪い意味で前がかりになり過ぎた。ボクも含めてこのレベルで裏を取ることは難しい。連動する中で3人目の裏を取る動きが少なかった。ひとつ先を見越したイメージが少なかった」
―2点ビハインドで第2戦を迎えるが?
「2-0ということで相手は守って引っ掛けてカウンターを狙ってくると思う。カウンターに気をつけなければならない」

●FW渡邉千真
―チャンスはあったが?
「最後のところだけだと思う。試合は最初1点目を失うのが早すぎた感じ。点を取られても慌てずに、という意識だったけど」
―第2戦へ向けては?
「全然みんなあきらめていない。点取らないと勝てない。取りたい」

(取材・文 吉田太郎)

TOP