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[高校MOM_64]藤枝明誠高FW安東大介(3年)_エースが復活の2発

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.6 全日本ユース(U-18)選手権1次R第1戦 星稜高 0-4 藤枝明誠高 藤枝総合]

 静岡の新鋭、藤枝明誠高の記念すべき全国大会初ゴールは、エースストライカーの右足から生まれた。開始早々の4分、立ち上がりから星稜DFラインの裏のスペースを狙い続けると、その気持ちが通じたのか、絶好のボールがFW安東大介の元に届く。追いすがるDFを振り切って、巧みにボールコントロールすると、そのままゴールに一直線に運び、GKの位置を冷静に見極めて、サッカー部の歴史を刻むゴールを流し込んだ。

 両手を広げ、コーナーフラッグまで歓喜のダッシュをすると、仲間たちが次々と飛び掛り、たちまち歓喜の輪が出来た。エースと呼ばれながらも、ここ数試合はなかなかゴールという結果を生み出せなかった。それでも「ずっと我慢して使い続けた。彼を信用して、使い続けて、今日こういう結果を出してくれたのはよかった」と田村和彦監督が目を細めたように、エースが大一番で、これまでの鬱憤を晴らす形で最高の結果を出した。後半2分にもチーム3点目を決め、2ゴールと勝利に貢献。エースの意地が歴史的勝利を導いた。

<写真>前半4分、先制点を決めた藤枝明誠高FW安東
(取材・文 安藤隆人)
高校サッカー・全日本ユース2009

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