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[全日本ユース選手権]きょう4強が激突!

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 高円宮杯第18回全日本ユース(U-18)選手権大会はきょう6日、東京・国立競技場で準決勝が行われる。
 第1試合では、決勝トーナメント2試合で6得点をマークするなど圧倒的な攻撃力を備える広島ユース(中国1位)と、今大会5試合で2失点という堅守の名古屋U-18(東海2位)とが対戦する。広島ユースはFW中野、FW不老、FW大崎の3トップにG大阪ユース戦で2得点を決めたMF横竹、強烈な左足シュートを備えるMF内田ら中盤も得点力は高い。また5試合中3試合を逆転勝利している勝負強さも相手にとって脅威となっている。
 一方の名古屋U-18はボランチのMF西山主将、U-18日本代表のセンターバック三宅らが粘り強い守備で得点を与えない。攻撃面では相手DF陣の裏のスペースを突くFW磯村ら3トップや、左DF中田の突破がカギを握りそうだ。選手個々の能力では広島ユースに分がありそうだが、しぶとい戦いぶりを見せる名古屋U-18にも勝機は十分にある。

 第2試合ではレベルの高いパスサッカーを展開する浦和ユース(関東5位)が、高校チーム勢で唯一4強へ進出してきた流通経済大柏高(関東2位)を迎え撃つ。浦和ユースは速く正確なパス交換が特長。狭いスペースからでも簡単にチャンスにしてしまうなど、ピッチ上で表現しているサッカーの質はとても高い。また今大会5得点と好調なU-16日本代表FW原口、U-17W杯メンバーのMF山田、MF高橋のプレーにも注目が集まる。
 流通経済大柏高は今大会6得点のエース大前に期待が懸かる。10番を背負う男は決定力と技術の高さに加え、ゴール前でのアイディアも豊富な注目の存在だ。そして流通経済大柏高で見逃せないのは守備陣の健闘。ここまで毎試合失点しているが、5試合中3試合で相手のシュートを5本以内に抑えている。守護神・須藤が出場停止なのは痛いがプレッシャーの速い守備からリズムをつかみ、浦和ユース撃破を目指す。


4強進出チームの準決勝進出までの歩みは以下のとおり※()内は得点者
【広島ユース】
3-2 横浜ユース(不老、大崎、内田)
2-1 京都U-18(横竹、内田)
1-1 福岡U-18(玉田)
3-2 東京Vユース(内田、不老2)
3-1 G大阪ユース(大崎、横竹2)

【名古屋U-18】
2-1 市立船橋高(三宅、安藤)
0-0 大阪桐蔭高
1-0 徳島ユース(磯村)
3-1 福岡U-18(磯村2、アルベス)
1-0(延長) 広島皆実高(中田)

【浦和ユース】
1-1 静岡学園高(原口)
3-0 青森山田高(高橋、山地、鈴木)
6-1 星稜高(永田、原口2、山田、田仲、宮川)
3-1 札幌U-18(原口、鈴木、阪野)
3-1(延長) 市立船橋高(鈴木、原口、阪野)

【流通経済大柏高】
2-1 C大阪U-18(大前2)
2-1 広島皆実高(大前、上條)
2-1 新潟ユース(保戸田、上條)
2-1 磐田ユース(大前、保戸田)
4-1 青森山田高(大前2、上條2)

(文 吉田太郎)

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