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U-19代表、ドイツにも快勝でGL突破!

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 カタールU-19国際親善トーナメントに参加しているU-19日本代表は23日、グループB第2戦のドイツ戦に臨んだ。試合は山本の2ゴールなどで4-2と勝利し、2連勝。第1試合でエジプトとポーランドが0-0で引き分けたため、日本はグループリーグ突破を決めた。

 この日の出場メンバーは以下の通り。両SBに岡本、金井のU-17W杯組を置く4-4-2。
GK
松本拓也(順天堂大)
DF
岡本知剛(広島ユース)、須崎恭平(磐田ユース)、鈴木大輔(星稜高)、金井貢史(横浜FM)
MF
香川真司(C大阪)、山本康裕(磐田ユース)90分→比嘉厚平(柏U-18)、青木拓矢(前橋育英高)、鈴木惇(福岡U-18)
FW
山崎亮平(磐田)63分→宮澤裕樹(室蘭大谷高)、白谷建人(国見高)73分→永井謙佑(福岡大)

 前半は、DFラインを浅めに取り前からプレッシャーを掛けるドイツが主導権を握る展開。しかし先制したのは日本、それもスーパーゴールだった。前半終盤の40分。MF香川のカットからセンターサークル内でボールを受けたFW山崎が振り向きざまに一閃。前に出ていたドイツGKの虚をついた超ロングシュートが決まって日本先制!
 ところが後半開始早々の47分に失点して同点。49分、山本がPA外やや左からのFKをニアサイドの角に直接決めて2-1と勝ち越すも、52分に今度は同じようなFKを決められて2-2。スコアは同点もドイツやや優勢で進められるが、63分、73分に入ったFW宮澤、永井がリズムを変える。宮澤がポストプレーでタメを作れば、永井は足でかき回す。ようやく中盤の香川、山本らが前を向き前線に飛び出していく機会が増えていく。
 そして84分、3度目の勝ち越し弾が生まれる。右サイドから青木がセンタリングをあげると、中央の永井は後ろから走り込んでくる選手を確認してつぶれながらのスルー。走り込んできたのは香川。このボールを右足でクリーンヒットし、ゴール右隅に決めて3-2。さらに88分、左サイドに流れたボールを永井が折り返し、香川がGKともつれながらボールをゴール前へ運ぶ。このボールを後方から走りこんできた山本が押し込んで4-2で勝負あり。苦しい時間はあったものの、試合終盤になって前線のタメから中盤が飛び出して得点を決めるビューティフルゴールの連弾で快勝した。以下は試合後の牧内監督のコメント。

「よく我慢して後半の得点に結びつけた。チーム立ち上げからやってきたいい形で得点が取れて満足している。DFは後半怖がらずに前に出て、その分危ない場面も多かったが中盤から前にある大きなスペースを生かすことができた。交代選手が良くそのスペースでボールに絡み、中盤の押上げで得点できた。サイドの生かし方が課題として残ったがトーナメント一位抜けを勝ち取って、まずは満足している」

 グループリーグ突破を決めた日本は25日、グループリーグ3戦目のポーランド戦を行う。準決勝は28日。その後30日に決勝もしくは3位決定戦を行う。

<写真説明>23日ドイツ戦。センターサークルからFW山崎がスーパーロングシューを決めた瞬間。

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