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U-19代表、3戦目で初黒星

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 カタールU-19国際親善トーナメントに参加しているU-19日本代表は25日、グループリーグ3戦目のポーランド戦に臨んだが0-1で敗れ、大会初黒星を喫した。

 すでにグループ突破を決めている日本はこの日、1、2戦の先発からDF二人、MF二人以外の7人を変更。スタメンは以下の通り。
GK大久保択生(帝京高)
DF村松大輔(藤枝東高)、須崎恭平(磐田ユース)、浦田延尚(帝京高)、金井貢史(横浜FM)
MF比嘉厚平(柏U-18)、青木拓矢(前橋育英高)、鈴木惇(福岡U-18)、佐藤将也(浜名高)
FW宮澤裕樹(室蘭大谷高)、大前元紀(流経大柏高)

 「高校生大会得点王3冠」の大前が初スタメンを飾ったものの、過去2戦を考えればいわば“サブ組”でのスタートとなった。中盤は左に佐藤、右に比嘉、ボランチに青木と鈴木。両SBは左が金井、右が村松という布陣で臨んだ。
 前半のボールポゼッションは6:4。しかし日本が支配していたということではなく、牧内監督の「持たされていた」という言葉通りの感はあった。39分、左サイドを崩されてからのセンタリングを許してしまう。一度はヘディングで逃れたが、セカンドボールを拾われてシュートを決められ、0-1と先制を許してしまう。日本は選手が大幅に入れ替わったこともあり、コンビネーションで崩していくことができない。

 ハーフタイムに比嘉がアウト、廣瀬智靖(前橋育英高)イン。廣瀬はそのまま右サイドに入るが打開はできず、65分に大前アウト、瀬沼優司(桐光学園高)イン。日本は183cmと長身の瀬沼をターゲットにして、ようやく攻めの形が見えてくる。72分、その瀬沼の突破をポーランドDFが倒し、一発退場。FKを鈴木惇が蹴るも入らず。日本はその後86分に宮澤に代えてドイツ戦で超ロングシュートを決めている山崎亮平(磐田)を投入。10人の相手に対し、残り時間攻めに攻めたがここまで無失点のポーランド守備陣を崩すことはできず。0-1で今大会初黒星を喫した。以下は試合後の牧内監督のコメント。
「選手のコンディションを考慮して今日の試合はこのメンバーを組んだ。3連続の選手はつらいところ。集中してゲームに望んだが、チャンスで得点が取れなかった。最後までポーランドのタイトなDFを崩せなかった。2列目の連動、縦も横もそしてスイッチのパスがFWに入ったときにそこに中盤の選手が出て行く形が少なかった。今日は鈴木惇と青木がそのポジションだったが……飛び出しはこのチームで最初から求めているもの。その関係を大切にしたい。結果には不満足だが、出場した選手は最後まで集中して試合をしていて、いい感触を持てた」

 すでにグループリーグ突破を決めている日本は敗戦はしたものの、準決勝進出。28日中国と対戦する。

<写真>大柄なポーランド選手と小柄なFW大前。U-19代表で初先発を飾ったがシュートゼロに終わった。その他ポーランド戦写真は日本代表NEWSでVol1(大前、青木、廣瀬、鈴木)Vol2(金井、佐藤、瀬沼、集合)に掲載!

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